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【大相撲】

白鵬、新巡業部長の貴乃花親方と“サミット”開催望む

2016年4月4日 紙面から

 春巡業の幕開けとなる第61回神宮奉納大相撲(中日新聞社後援)が3日、三重県伊勢市の神宮相撲場で行われ、春場所で36度目の優勝を飾った横綱白鵬(31)=宮城野=が巡業改善に向け、新しく巡業部長に就任した貴乃花親方(元横綱)との“サミット”開催を望んだ。幕内力士トーナメントでは、大関稀勢の里が2年ぶり2度目の優勝を果たした。

 春の伊勢で白鵬が描いたのは貴乃花巡業部長とのトップ会談だ。春巡業スタートと同時に巡業部も新体制に変わった。兄弟子に当たる貴乃花部屋付きの音羽山親方(元幕内光法)を通じて「(常日ごろ考えていることなど)いろいろ会話ができればいいと思います」と打ち明けた。

 白鵬は初場所前の力士会で、会長として巡業の改善を求める提案書を当時の尾車巡業部長(元大関琴風)に提出した。昨年は60日以上開催され、長時間のバス移動も多かった。「(稽古するのは)いつも同じメンバー。一番稽古してるのは横綱、大関でしょ。東西にしっかり分けてやらなきゃ」と、本場所の番付で東西に分かれて一日置きに稽古する必要性をあらためて強調した。

 4日の伊賀巡業から本格的に朝稽古が始まるが、貴乃花巡業部長は「毎日汗をかくこと。その姿を見ていただくことが大事」と話していた。果たして、力士会会長として横綱の提案する巡業改革案は上層部へ響くのかどうか。 (永井響太)

 

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