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【プロ野球】

由伸監督、最高の41歳誕生日 立岡またも延長V打

2016年4月4日 紙面から

◇巨人4−3広島

広島−巨人 12回表1死一塁、立岡が左中間への勝ち越し二塁打を放つ=マツダスタジアムで(武藤健一撮影)

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 巨人が延長戦を制し、開幕から3カード連続の勝ち越し。3−3の延長12回1死一塁で立岡が勝ち越し二塁打を放った。6番手で2イニング無失点の沢村が3勝目、土田はプロ初セーブを挙げた。広島はジャクソンが打たれた。

      ◇

 また立岡が決めた。延長12回。1死一塁で初球をとらえた。打球は左中間を深々と破り、代走の鈴木が快足を跳ばして生還。1日に続く延長V打で高橋監督の41歳の誕生日を劇的に祝い、巨人を3カード連続の勝ち越しに導いた。

 「すごく、うれしいです。何としても勝ちたいという、みんなの思いがあった。(指揮官のバースデー白星に)一番、ホッとしています」

 ヒーローが顔を紅潮させる。3点リードを追いつかれた。それでも、沢村が10回からの2イニングを無失点で踏ん張り、最後の最後で決勝点をもぎとった。4日間で3度目の延長。そのすべてを制した。「(選手は)しんどいかなと思うけど、頑張ってくれている」と高橋監督。新生巨人は無類の勝負強さで貯金を5に戻した。

 試合前のムードは最高潮だった。球場に到着後、ロッカールームに首脳陣や選手、スタッフが集合。指揮官を招き入れると、パ〜ンと快音が3発響く。鈴木、亀井、吉川の手には巨大クラッカー。サプライズの誕生祝い。紙テープが青年監督の頭上に降り注いだ。主役は相好を崩し、チームの一体感をかみしめた。

 そして、迎えた一戦。前日(2日)の零封負けを引きずることなく、開幕から8戦連続でスタメン起用してきた立岡が、またしても期待に応えてくれた。「常に自分の打撃をしてくれている。監督として最初の誕生日に勝つことができて良かったです」。最高の気分で、41歳のスタートを切った。

  (井上学)

 

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