2016-04-04

人を激怒させる『コスパ』の使用上注意について

どうも「コスパ」好きです。バーゲン大好き。最近の好きなコスパは「SIMフリースマホMVNOの組み合わせコスパ最強」です。

  

さて、このところフェイスブックや実生活でも、この「コスパ」を「結婚コスパ悪い」「子育てコスパ悪い」などの使い方で、人を怒らせ、使った本人がこのコミュニケーションマナーをわかってない人がいた、ということがありました。実社会で間違って使うと、場を凍らせ最悪の場合村八分状態になるので、私も先輩から教わったことをお伝えしたいと思います

コスパ』(コストパフォーマンス)という言葉は、費用対効果、簡単に言えばお金尺度であり、世の中には「損得勘定のものさし」をあてていいものと、よくないものがあるのです。

①人に対して使ってはいけない

「AさんよりBさんの方がコスパいいですよね」

「A子ってすごいコスパがいい女なんだよ」

②人に関わる事柄人生大事にしている価値観に使ってはいけない

「奥さんのお葬式すごくコスパいいですよね」

結婚子育てとかコスパ悪いじゃないですか」

③人に関わる物、思い入れのある品に対して使ってはいけない

「家買ったんですか?持ち家ってコスパ悪いですよ」

形見腕時計ですか?手巻き機械式ってコスパ最悪ですよ」


社会的インフラ医療教育福祉)や文化資本芸術伝統文化)などを、会話の中でコスパで切って捨てると、

お金ではない価値観で、その業界従事していらっしゃる方は非常に不愉快気持ちになると思います

以前読んだ漫画でこんな話がありました。

会社飲み会の席で、ゴマすり部下が、上司ネクタイに対してこう言いました。

「これは偽ブランドの安いバッタもんですよ。こんなのつけてたら

恥ずかしいので、本物の高級ブランドネクタイプレゼントしますわ」

よく気が利くと勘違いした部下は、上司の偽物ネクタイダメにして、本物の高級ブランドネクタイを渡しました。

すると、この上司ゴマすり部下をぶん殴り、「こんのバカヤローが!」と激怒しました。

ダメになった偽ブランドネクタイは、事情があって会えない息子が買ってくれたものでした。

もちろん安物で偽物のネクタイだという事もその上司は分かって使っていたのです。

事情の分からない部下は、ブルブルと震えてうずくまったままでした。

社会人のみなさん、飲み会の席での『コスパ』の使い方にはくれぐれもご注意ください。

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