特殊詐欺の被害深刻 組織の中枢摘発を指示 警察庁
振り込め詐欺などの「特殊詐欺」の被害が400億円を超えるなか、全国の警察で「特殊詐欺」の捜査を指揮する幹部を集めた会議が東京で開かれ、警察庁は組織の中枢を摘発して、犯行グループを壊滅するよう指示しました。
警察庁のまとめによりますと、去年1年間に全国で起きた振り込め詐欺などの「特殊詐欺」の被害は全国で476億円余りと、3年連続で400億円を超え、ことしに入ってからも2月までの被害が54億円余りと、去年の同じ時期より25%減ったものの依然として深刻な状態が続いています。
こうしたなか、全国の警察で「特殊詐欺」の捜査や対策を指揮する幹部などを集めた対策会議が4日、東京で開かれ、およそ90人が出席しました。
この中で、警察庁の坂口正芳次長が、「依然として高齢者を中心に甚大な被害をもたらしており重要な課題だ。突き上げ捜査を徹底し、全部門を挙げて情報収集を進めてほしい」と述べ、組織の中枢を摘発して犯行グループを壊滅するよう指示しました。
そのうえで、犯行グループが被害者と顔を合わさずにすむために不可欠な携帯電話や金融機関の口座を使えなくする措置を徹底することや、金融機関や宅配事業者との連携で被害を防ぐことなどを求めました。
こうしたなか、全国の警察で「特殊詐欺」の捜査や対策を指揮する幹部などを集めた対策会議が4日、東京で開かれ、およそ90人が出席しました。
この中で、警察庁の坂口正芳次長が、「依然として高齢者を中心に甚大な被害をもたらしており重要な課題だ。突き上げ捜査を徹底し、全部門を挙げて情報収集を進めてほしい」と述べ、組織の中枢を摘発して犯行グループを壊滅するよう指示しました。
そのうえで、犯行グループが被害者と顔を合わさずにすむために不可欠な携帯電話や金融機関の口座を使えなくする措置を徹底することや、金融機関や宅配事業者との連携で被害を防ぐことなどを求めました。