「ワイルド7」の漫画家・望月三起也さん、肺腺がんのため死去
2016年4月4日6時0分 スポーツ報知
「ワイルド7」で知られる漫画家の望月三起也(もちづき・みきや)さんが3日午前7時56分、肺腺がんのため川崎市中原区の関東労災病院で死去した。77歳。横浜市出身。葬儀・告別式は近親者で行う。喪主は妻・早苗(さなえ)さん。後日、しのぶ会を開く。
1960年「特ダネを追え」でデビュー。吉田竜夫が62年に設立した「竜の子プロダクション(現タツノコプロ)」に参加し、その後、独立した。「少年キング」で連載した「秘密探偵JA」で人気に。69年に同誌でスタートした「ワイルド7」が大ヒットし、実写ドラマ化された。当時の少年漫画では珍しいハードボイルド系のアクションが人気を集め、連載が10年も続く自身の代表作となった。2011年に映画化もされている。
サッカー好きで知られ、1980年代には自らが監督兼プレーヤーを務めるサッカーチーム「THE ミイラ」を結成し、明石家さんま、木梨憲武ら多くの著名人が参加。サッカーの人気向上に貢献した。公式サイト「月刊望月三起也」では、3月13日付で「人生で、これほど振り廻(まわ)されたことは初めて」などとつづったのが、最後の書き込みとなった。