早熟な子供が編集者になった理由は?
――色々とゲーム業界のお話を聞かせていただいて面白かったのですが、さすがに鳥嶋さん自身のほうに興味が湧いてきたというか……そもそもなぜ編集者になったんですか。別に漫画が好きだったわけではないんですよね。
鳥嶋氏:
就職活動のときに、「自分とは何か」を定義することが必要だと思ったんですよ。それで、自分が人より優れているものを書き出して、一つずつ消して行ったら、最後に残ったのが「人より本をたくさん読んでいること」だったんだよね。となれば、作家か編集者の二択ですよ。
でも、僕は「昨日の悔しさを今日には忘れる」タイプの人間なんです。翌日の天気が良ければ、「まあいっか」みたいなね(笑)。そういう人間は作家に向いてないから、編集者になった。それだけのことですよ。
――……うーむ(笑)。
佐藤氏:
鳥嶋さんっぽいね(笑)。
――本はどんなものを読んでたんですか?
鳥嶋氏:
小説ならハヤカワのポケットミステリが好きで、アガサ・クリスティは高校生のときに全部読んでる。今だったら北欧ミステリが好きだね。
でも、日本のミステリ小説は読まなかったね。人物造形は浅いし、社会状況の反映もないし、なにより謎解きが面白くない。日本の小説の編集者って、作家にしっかりと内容のアドバイスをしていないんだよね。だから、とにかくつまらない。
※後編の公開予定は、4月11日(月)となります。
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