KDDI 生保などとセットで通信料割引を初導入

KDDI 生保などとセットで通信料割引を初導入
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携帯電話利用者の囲い込みをはかる動きが相次ぐなか大手通信会社のKDDIは、携帯電話と生命保険や住宅ローンを組み合わせた通信料の割引などを業界では初めて導入します。
KDDIは、自社の携帯電話の利用者がグループ内の企業が販売する生命保険や住宅ローンを契約した場合に携帯電話の通信料の割引などを5日から導入します。生命保険を契約すれば通信料を毎月200円値引き、住宅ローンなら毎月500円分電子マネーで還元し、値引きなどは最大で5年間受けられるということです。また、東京・新宿をはじめ、各地の直営店に生命保険の専門の相談員を配置することにしています。
この会社によりますと、携帯電話の契約と生命保険や住宅ローンを組み合わせた割引は業界では初めだということで、契約期間の長い金融商品と合わせることで、利用者の囲い込みをはかるねらいです。
KDDIの勝木朋彦金融・コマース推進本部長は、「携帯電話の利用者の生活段階に合わせた最適な金融サービスを案内していきたい」と話しています。
通信業界ではソフトバンクが電力の契約と組み合わせて通信料金を割り引いたり、NTTドコモが自社のポイントサービスを開始したりするなど、利用者の囲い込みをはかる動きが相次いでいます。