[PR]

 日本銀行が4日発表した3月の企業の物価見通しによると、1年後の物価上昇率の平均見通しは0・8%となり、前回12月調査から0・2ポイント下がった。3年後と5年後の見通しも1・1%、1・2%と、前回より0・2ポイントずつ下がった。

 前年比2%の物価上昇目標を掲げる日銀が、企業の物価予想を把握するため、3カ月ごとの全国企業短期経済観測調査(短観)でたずねている。1年後の物価予想が低下したのは3四半期連続。新興国経済の減速や年明けからの円高進行で、物価が上がりにくくなるとの見方が企業経営者の間で強まったとみられる。

こんなニュースも