2016-04-04
「微表情」とは何か?…声や表情分析で嘘を100%見破るのは結構Ai・ビッグデータ的に可能?/そしたら人類社会はどう変わる?
【日刊SPA!】トランプの中国嫌悪は本物!? “微表情”に見るアメリカ大統領選候補の本音 http://nikkan-spa.jp/1073446
微表情とは、抑制された本音や「真の感情」が一瞬で顔に表れて消え去る表情のこと。
その多くは0.2秒以内に行われるため目視で認識することが困難で、通常の会話では8〜9割が見落とされてしまう(※「微表情」にあたる英語表記は、“micro expression”、”subtle expression”、“mini expression”などの用語に大別され、細かく分類されるがここでは総じて「微表情」とする)
今回は次期アメリカ大統領有力候補として並び立つドナルド・トランプとヒラリー・クリントンの微表情から窺い知る本音を、日本国内にまだ数名しかいないと言われる認定FACS(Facial Action Cording System:顔面動作符号化システム)コーダーの一人、清水建二氏に分析してもらった。
(略)
「『China』と言っているときの場面集ですが、どれも『怒り』『嫌悪』『悲しみ』といったネガティブな微表情が多いので、どうやら中国嫌いは本当のようです。そして、『嫌っていないよ』と言っているときでもやはり本心が出ている。2:32あたりで『私は中国は嫌いじゃないよ』と言っておきながら下唇が上がって首を横に振っている。これは『No』を表す微動作。彼は本当にわかりやすすぎるんですよ」
まず、「どこまで本当なのか」という前提を置いておきたい。
その上で…最近ちょっとだけ、題名も覚えてないバラエティで見たんだけど、「心理の専門家(心理学者じゃない)を自称する人が、プロスポーツ選手か何かと対面し、三つのカップのどこにものを入れたかを、質問して表情を読みながら当てていく」というゲームをやっていたのを見た。
その心理の専門家はこれまでもかなり勝利しているらしくて、自分の見た回は「絶対王者に、最強のチャレンジャーが挑む!」的な煽りがあったりしたな。
そのほか、SFというかホラ話だが(笑)、落合信彦がいうには、すでに80年代にCIAは、「演説を分析するだけで本当かウソか大体見破れる」機械を開発していた、というね…ノビ―が、CIAの信頼度トリプルAの情報源から聞いたのだから間違いないのだろう。
また、「HUNTER×HUNTER」では、異常なまでに鋭敏な聴力を持っている女性が登場し、彼女は誰かに質問したらその返答の際の口調、鼓動の変化から嘘か本当か100%わかる……という設定もありましたな。
たとえば「未来から来たので未来の知識がある」を「とにかく世にまれな大天才であり、一人密かにXXXの法則を発見していた」にすると、SF的設定をやや現実的な世界にも登場させられる(ガウスやキャベンディッシュの例もあるしね)ように、「テレパシー」という概念を「表情や心音は隠せない。稀に鋭敏な感覚がある人はそれを見ることができる」というふうに翻訳すると、やや現実よりの想像ができる
(白土三平の「忍法」解説って、基本的にこういうものでしたねえ…荒唐無稽な「忍術」を、ムリヤリでも理屈付けした「忍法」にするという)
それに加えて「微表情」ときたか。人間は、これを肉眼ではこれまで見られなかった。しかし録画してスロー再生できるようになり、微表情の解析が進んだ……というと、実にもっともらしい。
こういうものを、実験データを蓄積して、ほんと・うそをあとから分析し、その膨大な統計結果から、分かるようにする…となると、これはなんとなくだが「将棋や囲碁で人間の名人に勝つ」や「日本語⇔英語を自然な文体に翻訳する」より、コンピュータ(Ai、ビッグデータ)は「得意分野」なんじゃないだろうか?
たぶん、これらはまだ発展途上で、これから発展していくのだろう。そして精度は、限りなく100%に近づいていく……
そしてそれが100%になり、またその分析器がケータイなみに小さくなって皆が常備可能になると。
その結果はすべて藤子・F・不二雄先生が「テレパ椎」という作品などに描いている。
藤子・F・不二雄SF短篇集 (2) メフィスト惨歌 中公文庫―コミック版
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星新一も、作品化に至らなかった断片的なアイデアメモを紹介した「気まぐれ星のメモ」にて、この「精度100%のうそ発見器」の普及社会という案を紹介していた。
結論は「精神修養にいそしむほかない」であったが。
一方で「サトラレ」では、一方的に自分の考えが相手にばれてしまう、逆のテレパシー…サトリの逆で「サトラレ」の子供を生んだ子が、「どうせ本音はばれるんだから、何でも正直にしゃべる隠し事のない子に育てよう」という話があったかね。
あ、椎名高志「絶対可憐チルドレン」のサイコメトラーの母親も、たしかそうだったな。
三宮紫穂 さんのみやしほ
「絶対可憐チルドレン」の登場人物。
http://dic.pixiv.net/a/%E4%B8%89%E5%AE%AE%E7%B4%AB%E7%A9%82
全力でサイコメトリーを使うと、他のサイコメトラーでは感知できない小さな痕跡でも見付けられる。
(略)
母親は紫穂の幼少時、接する経験不足からノイローゼ寸前まで追い詰められていたが、隠し事をしないよう努力した結果、何事も全て本音で話す裏表のない人になってしまった。
なんとか長生きして、この技術の発展を見届けたいものだ。
特に国会。政治家のみなが、100%本音で話す国権の最高機関……政治の透明化、ここに極まれり、と。
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