発着便数日本一の高速バスターミナル開業

発着便数日本一の高速バスターミナル開業
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東京の新宿駅南口に、駅周辺に分散していた高速バスの乗り場を集約した、発着便数が日本一となる新しいバスターミナルが4日にオープンし、最初の便が出発しました。
4日に新宿駅南口にオープンした「バスタ新宿」は、発着便数が日本一多い高速バスターミナルで、国土交通省が西口周辺に分散していた高速バスの乗り場を1か所に集約しようと、およそ700億円かけて整備しました。
最初の便は羽田空港行きのリムジンバスで、スーツケースなどを持った乗客13人が次々と乗り込み、バスは時刻通りの午前4時に出発しました。羽田空港から北海道の実家に帰るためにバスを利用した40代の男性は「いろいろな場所に行かなくても、乗り場が1か所に集約されたことが一番便利だと思う」と話していました。
また、最初の便を運行したバス会社の伊東祐一郎執行役員は「これまではバス会社ごとに乗り場が離れていて、お客さんに案内するのも大変だった。立派なターミナルを整備してもらったので、他のバス会社と一致団結してお客さんにより便利に利用してもらえるようにしていきたい」と話していました。
このターミナルでは、118のバス事業者が、青森県から福岡県まで39の都府県を結ぶ高速バスを運行し、夏休みなどのピーク時には1日およそ1600便が発着するということです。