アドセンス停止事例をまとめました。
※最終更新H28/4/4 7実例を記載
- アダルト/テキストによる描写
- クリックの誘導
- 広告フォーマットに似せたコンテンツ
- 無効なクリックとインプレッション
- コンテンツを含まないページへの広告配置
- オリジナルのコンテンツがほとんどまたはまったく存在しない
- 報酬プログラムを提供しているサイト
- 私見
アダルト/テキストによる描写
今回「アダルトコンテンツ」と判断されたページは書評エントリーだった。
アダム徳永氏の著作「スロー***レポート」という本の書評。
きわめて真面目な書評だったのと、2010年に書いたエントリー、つまり2年も前のエントリーに今ごろ、という意味で二重に驚いた。
ただ、規約を良く読むと分かるのだか、Googleは「わいせつ」かどうかで判断しているのではなく、「性的表現」があるかどうかを問題にしていたのだ。
スロー***レポートは、本自体が***について取り扱ったものだから、性的か性的でないかと言われたら、書評も性的である。
ならばアウトも致し方なしか。
なるほど。
***の部分はお察し頂ければ幸いです。ノーマスクはリンク先の記事で確認してください。
「わいせつ」ではなく「性的表現」があるかどうかで判断される、とおっしゃってます。性的表現の有無で停止の如何はわかりませんが、後述する参考リンク先のどれかに抵触するおそれは十分にありそうです。
...いかに感銘を受けた書籍の感想を真面目に綴っても、それが性的表現を含めば広告停止になり得るということですね。アドセンスは真なる表現の自由については、一定の制約を受けるのです。
また、違反を指摘される記事は、新しくある必要はないということが解ります。2年前に書いた記事でも、広告停止の要因になるということです。恐ろしい話ですね。通報されたのか、地道に人間が確認して見つけたのかは、定かではありませんが。
参考:Adult content - AdSense Help
問題と思われる記事を削除してGoogleに広告再開の再申請を送ったのが11月16日
(中略)
申請から7日後の11月23日にやっとメールが届いた。しかし結果は「却下」
(中略)
書評とお酒のエントリー合計15本を削除して12月3日に再々申請
(中略)
再々申請から4日後の12月7日にGoogleからメールが届いた。結果、やっとOKとなり、広告が再開となった。
該当箇所のみならず、全体の点検を行って違反と思わしきコンテンツをすべて削除しなければ再審査は通らないという、厳しい世界。再開までに約半月を要しております。
クリックの誘導
今回、当ブログで指摘されたのは「ラベル違反」です。つまり、アドセンス広告の直前に、広告へ誘導するような文言があったということです。
(中略)
現在は「本書で紹介されている42の工夫のうち、特に意識したいポイントを紹介します」となっていますが、以前は「本書で紹介されている42の工夫のうち、特に意識したい内容を、10個のリストにまとめました」でした。 この文章をそのまま読むと、「10個のリスト」が直後のアドセンス部に書かれていると、勘違いしてしまう可能性があるのです。これが違反だと確信しました。
アドセンス広告上に〈広告〉〈スポンサーリンク〉と付しても、このようにアドセンス広告に誘導していると「みなされた」場合でも広告の停止を受けたという実例です。
恣意的なものは当然NGですが、このように意図せぬケースも十分にあり得ます。アドセンス広告周囲の文章構成には、注意を払う必要がありそうですね。
自動でアドセンスを挿入している方は、いつの間にか誘導になっているようなことにならぬよう、特に気を付けてください。
参考:AdSense プログラム ポリシー - AdSense ヘルプ
ラベル違反というよりも、クリックの誘導に該当するのではないかな?
約20時間の広告停止でしたが、長い20時間でした。
キャッシュのクリアを忘れたまま再審査請求して、違反改善が伝わらずに時間を要した旨の記述もあります。WordPressの仕様でしょうか?
広告フォーマットに似せたコンテンツ
これについては全くもってボクの解釈が誤っていたと言うことなのですが、リンクユニットをナビゲーションメニューに溶け込むように設置していました。
ナビゲーションメニューにアドセンス広告を入れてしまったようです。これは確かに紛らわしいですね。
参考:Ad placement policies - AdSense Help
ほかにもラベル違反など複数の違反箇所を紹介していますので、引用先の記事は参考になります。
結果としてちょうど10日ぶりに広告が配信されました。
複数の違反を修正したため、決して短くない時間を要しています。
無効なクリックとインプレッション
それはまだ私がGoogle Adsenseを申し込んだばっかりのこと。
ねこ「へー Adsenseってバナークリックしただけで、お金が増えていくんだー ふーん ほんとに増えてんのかなぁ、自分でクリックしてみよう
ポチッ(´・ω・`) ・・・
お、40円も増えたぞ!!すごいなこれ!! ポチポチポ・・・」
これらの行為を繰り返していた結果、1週間後くらいにこんなメールが来ました。
Adsenseアカウントにおいて不正行為の危険性があることがわかりました
自クリックによる不正行為とみなされて広告が停止された実例です。
参考:AdSense プログラム ポリシー - AdSense ヘルプ
どのような理由であっても自クリックは駄目ですよ、とおっしゃってます。こうなるとミスクリックが恐ろしいですよね(-_-;)
なお、アドセンスは復活しているようですが、そこまでの経緯は記事に記載されておりません。「管理人に直接聞いてください」とのこと。気になる方はDMしてみてはいかがでしょうか。
コンテンツを含まないページへの広告配置
違反箇所の特定と、修正。どうやらスマートフォン用のページにデフォルトで表示されていた「トラックバック一覧」のリンクが残っていて、このリンクをクリックすると「トラックバック一覧」のページへ飛びます。このページが「違反の例」として挙げられていました。違反の内容は「コンテンツ不足」でした。
形骸化したトラックバックリンクの先にコンテンツ量がほとんど無いページが存在し、そこにアドセンス広告を配置した結果、広告が停止された実例です。
引用先では画像で具体的にわかりやすく説明しているので、参考にしてください。
コンテンツを含まないページ(手続き完了ページ、離脱ページ、ログインページ、エラーページなど)に広告を掲載することは許可されません。
こちらがポリシー違反の根拠です。
各サイトで「○○文字以下は駄目、△△文字以上はOK!」などいろいろと謳っておりますが、根拠がないのでどれも信ぴょう性に欠けます。
ペラペラのページに広告を配置すると停止される危険性がある、ということだけは覚えておきましょう。
この方はすぐに審査して再開できたようです。原因がはっきりしていれば、迅速ですね。
オリジナルのコンテンツがほとんどまたはまったく存在しない
最近パクリサイトが流行ってますが、パクった覚えがまるでないです。
(中略)
引用することはあっても、ちゃんと引用先にリンク張ってるし、 ブログの文章は自分でちゃんと書いてます!
引用先の管理人様は「心当たりがない」とのこと。原因はとある記事の目次に芸能人の名前を並べたので、それではないかと仮定されてます。しかし、こんなことでポリシー違反となってしまうのでしょうか?
当該記事は下書きに戻して削除し、再審査を請求した、とのこと。引用先ではアドセンスが復活していますが、その後の経緯記載はありません。どうなったのでしょうか、気になります。
参考:Little or no original content - Search Console He
報酬プログラムを提供しているサイト
私、あの記事って、ただSEOがわからないとかインフルエンサーやブログ塾とかやる気はないとか言っていただけの記事ですよ? あの記事全体が、アフィリエイトの比較になるからダメということです。
(中略)
アドセンス収益などアドセンスに関する記事を書かれている方、アフィリエイトなどのブログ論を書いている方、自分だけは大丈夫と思っているといつか警告が来ることがあるかもしれません。
〈許可されない 〉
・報酬提供型広告クリックサイト
・報酬提供型誘導サイト
・自動誘導サイト
・「検索による募金活動」をうたうサイト
・報酬提供型検索サイト
ブログ論を書いているだけで広告が停止するのであれば、僕なんて完全にアウトな気もします。もしかすると、これから警告等がきて対応せざるを得ないのかもしれません。
ももねいろ氏は心当たりがないようです。何が抵触するかわからないので、手探りで対応していくしかなさそうですね。サポートチームとは10回以上もやりとりをしたそうですよ(-_-;)
このケースでは、該当記事のみ広告停止→当該記事を削除したために全体の再審査という作業はなかったようです。
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以上、実例まとめ。
私見
アドセンスポリシーに準拠したコンテンツ作りは必須にしても、このように不本意ながら停止処分を受けてしまうことは、半ば不可避のような気もします。
ありき、ではないにしても、「これは気づかない」というようなものもある。そのような場合に備えてか、アドセンスは「警告」というワンクッションを置いています。
「自分は間違っていない」と思っても、アドセンスを利用し続けたいのであれば、それを真摯に受け止めて改善する必要があるのかなと感じますね。
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