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機械化する世界、仕事の未来は(上)

2016/04/04

Matthew Griffin CIO

 新世代のテクノロジーによって機械化される仕事はいくつあるのか、そしてどのような種類の仕事が機械化されるのかについては、1年ほど前からさまざまな臆測がなされ、膨大な論考が示されている。

Credit: IBM

 今では、ブルーカラー労働者の仕事が自動化されることについては、我々は危機感を覚えなくなっている(とあえて言おう)。そして、ジョークにもあるように、未来の工場が稼働するために必要なのは、人間1人と犬1匹だけになるかもしれない。犬の役割は、誰にも機械をいじられないようにすること。人間の役割は、その犬にエサをやることだ。だが、今から50年後になってみれば、こうした労働統計は楽観的すぎたという話になっているのかもしれない。

 テクノロジーが勤労者にもたらす影響を調べている研究者たちの間で、どうやら見解が一致しているのは、今後20~30年で、世界の勤労者の30~50%は大きなリスクにさらされることと、機械に委ねられる仕事1つに付き、求人がなくなる仕事が少なくとも2つあることだ。

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