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「舞台めぐり」で「ヤマノススメ」聖地巡礼!
(2016/4/4 06:00)
「舞台めぐり」で「ヤマノススメ」聖地巡礼!
だいぶ周回遅れで知ったマンガ「ヤマノススメ」。出版社公式ページはコチラですが、中高生の女の子たちが山登りをしたり友情を深めたりする物語です。そのTVアニメ版もあり、公式サイトはコチラ。余談ですが、ワタクシが「ヤマノススメ」を知った顛末はコチラに書きました。
この作品の主な舞台は埼玉県・飯能市なんですが、その点がイロイロ気になりまくり。というのは、作品の舞台がワタクシのほぼ地元。作品中に登場する風景や建物についてイチイチ「あっ飯能の丸広百貨店だ!」とか「この展望は桜山展望台からかっ!?」などと反応しまくりです。しかも、それら風景や街並みや建物は、作品中でかな〜り精密に描写されています。アニメ版はさらにリアル。
てな感じなので、たとえば「この場面って飯能駅北口バス停だよな〜」とか思ってネットでたびたび検索して確認していました。そしたらTVアニメ「ヤマノススメ」の「聖地巡礼」(アニメの舞台となった場所に訪れて楽しむこと)をしている人がネット上で多数見つかりました。しかも場面にソックリな写真を多数撮ってます。
すげ! 愛好家は凄いな〜アニメの場面と撮った写真が、ピッタリ合ってる! 撮影位置から画角までカンペキ! さすがだわ〜凄い技術だわ〜! と思いました。
しかし、どうやってアニメのモデル地を特定したり、同じ見え方で撮影しているんだろう? モデル地はGoogleマップとかで執念で調べるとして、モデル地の風景を撮影するのは……スマートフォンでアニメの配信を見ながら現場で位置探り? とか思って調べてみたら、モデル地の位置を共有するサイトなど、ネット上にてけっこー凄い勢いで情報がやりとりされているようです。とくに驚いたのが、アニメの舞台の聖地巡礼のために専用アプリがあること。「舞台めぐり」というアプリで、公式サイトはコチラにありますが、このアプリだけで聖地巡礼〜場面ソックリの風景写真まで撮れてしまいます。
このアプリをちょっと使ってみて「凄い!」と思っちゃいました。30以上のアニメ作品が扱われているアプリなんですが、中の人はアニメ制作者との交渉とか版権とかイロイロとクリアしてスッゴイなぁと思ったコトは置いといて、「このアプリ使えば労せずアニメの舞台を回れる! 凄い!」とアプリ機能に驚きました。ぜひ! ワタクシも! 今さらながらの聖地巡礼を行ってゆきたい! と思い、実際に「舞台めぐり」アプリを使って「ヤマノススメ」聖地巡礼してきました。
「舞台めぐり」アプリとは?
まず「舞台めぐり」アプリについて少々。詳細については公式ページをご覧頂きたいと思いますが、その名のとおり「アニメの舞台をめぐるためのアプリ」です。30以上のアニメ作品に対応。GPSにより現在位置を確認しつつ、アニメのシーンとなった場所へ行くことができます。
ほかにもイロイロな機能があるアプリですが、基本的には「アプリにサポートしてもらいながらアニメの舞台となった場所に行ってみよう!」という感じのアプリです。では、コレを使って早速出掛けてみたいと思います。
「ヤマノススメ」聖地を歩く
まずアプリの使用感から書いてしまいますと、シンプルで使いやすいです。マップ上のアイコンを見ながら「まずはココにチェックインして、次にココ」てな感じでルートを決めていくとスムーズに巡礼できますな。巡礼中、アニメのシーンとモデル地のギャップがあったり、あるいはほとんど一緒だったりと、ちょっとした感動もあります。アプリを使っていれば、基本的には「絶対にシーンのモデル地に行ける」ので、気楽に観光しながら歩けるのもメリットだと感じます。
では、実際に歩いてみたところを、写真などとともにご覧ください。歩いた日はあいにく小雨交じりの曇天でしたが、なかなか愉快でした♪ なお、途中の現場説明用の風景写真には、別の晴れた日に撮影したものも含まれています。
こんな調子で聖地巡礼を続けました。歩いていて、シーンのモデル地を見るたびに「あ〜ホントにココだ〜」とか思ったりして、ちょっとした感銘があります。また、作品内でシーンの背景が非常に精密に描かれていることに、改めて感動したりもしました。いや〜オモシロいですね〜聖地巡礼♪
ストリートビューで聖地巡礼
アニメの舞台となった場所へ行ってみたいけど、遠かったり忙しかったりで行けない、てな場合はGoogleマップのストリートビュー機能を使うと、けっこーその場所を見ることができたりしますな。既にやっている方も多いと思いますが、いわばバーチャルな聖地巡礼。「舞台めぐり」アプリを使えばモデル地の場所がピンポイントでわかりますので、それを手掛かりとして実際にバーチャル聖地巡礼を行ってみましょう。
けっこー多くのモデル地が見えますな。でもアニメのシーンと同じ角度からは……なかなか見ることができません。やはり一度は現地に赴いてみたいものです。
天使が巡ったルートを考察してみる
登場人物のひとり「ここな」ちゃんは、読者・視聴者の間で「天使度が高い」と評判のようです。それもあってか、セカンドシーズンの第20話「ここなの飯能大冒険」では「登山靴をプレゼントされてテンションが上がったここなちゃんが飯能を歩く様子」が長時間描かれています。また、飯能市広報からは、ここなちゃんが歩いたルートマップが公開されています。飯能市広報の該当ページはコチラにあり、ルートマップ(PDF)をダウンロードすることもできます。
アニメのこの回はとても印象深いストーリーで、飯能市も非常にポジティブでイイ感じです。また、このルートはワタクシもよく歩くところなので、とても興味深く視聴できました。
ただ、超マジメに考察すると、飯能市が示したルートは「登山靴をプレゼントされてテンションが上がったここなちゃん」が歩くルートとしては若干不自然かも、とか思ってしまいました。飯能市として、より安全なルートを提示するなどの配慮があったのかもしれません。
というわけで、このルート近辺をよく歩く立場から、「ここなの飯能大冒険」ルートをジックリと考察してみました。Googleマップなどを使い、そのルートを順に見てみましょう。
ここなちゃんの誕生日は8月11日という設定のようです。作中ではその日に「飯能大冒険」を行っています。上記ルートは6.5km。真夏にこの距離を歩いたわけです。しかも翌日は谷川岳へ登山に行く予定です。かなりのチャレンジャーかも、です。
もう少し考察しますと、「ここなの飯能大冒険」では、ここなちゃんが自宅から歩き始めています。また、一応の目的地であるあけぼの子どもの森公園からここなちゃん宅までは、交通機関を使うより歩いたほうが早いような距離感です。
なので、実際に歩いたのは、ここなちゃん宅→中央公園→あけぼの子どもの森公園→ここなちゃん宅、となります。これら全てのルートを考察して描き、その距離を測ってみると12.21kmありました。ここなちゃんは見かけによらず健脚なのかもしれません。
てか、オモシロいですね、アニメの舞台考察。とくにモデル地を正確に描写しているアニメだと「聖地巡礼」しがいがあるような気がします。また機会があればトライしてみたいと思います。
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