トップ > 三重 > 4月4日の記事一覧 > 記事

ここから本文

三重

くノ一、ホーム初戦は惜敗 第2節終えて9位

◆INACに0−2

シュートを放とうとするMF櫨まどか選手(緑のユニホーム)=伊賀市小田町の上野運動公園競技場で

写真

 女子サッカーなでしこリーグ一部で、伊賀市の「伊賀FCくノ一」のホーム初戦が三日、本拠地の上野運動公園競技場であり、INAC神戸レオネッサに0−2で敗れた。一敗一分けで、順位は十チーム中九位。

 くノ一は後半十九分と四十一分に失点。後半は、いずれも新加入のFWで攻撃的なプレーが得意のサラ・ジャクソン選手とローレン・ボハボーイ選手を投入したが、得点できなかった。

 金鐘達(キムジョンダル)監督がインフルエンザで欠場し、林一章コーチが監督代行を務めた。林コーチは「集中力を保たせることができなかった」と話した。

 次節は十日午後一時、大阪府の高槻市萩谷総合公園サッカー場でコノミヤ・スペランツァ大阪高槻と対戦する。

◆公認テーマ曲「疾風」を生演奏 作曲の竹田さん

忍者衣装のダンサーと一緒にテーマ曲を披露する竹田さん(右)=伊賀市小田町の上野運動公園競技場で

写真

 試合前には、名張市出身のギタリスト、竹田京右さん(30)=東京都練馬区=がチームの公認テーマ曲「疾風」を演奏し、本拠地開幕戦へと臨む選手たちを鼓舞した。

 疾風は、チームの依頼を受けて竹田さんが作曲。この日がサポーターへの初披露となった。楽器中心で構成し、チームのスピード感を表現した激しいエレキギターの音色が聞き所。チーム名にちなみ、三味線やドラムが忍者の足音のように聞こえるパートもある。

 この日は演奏中、忍者衣装のダンサーがピッチ脇に登場。手裏剣打ちやシュートの動作を取り入れたダンスを披露し、観客を沸かせた。今後は選手の入場曲などに活用する。チームのホームページでも公開する予定。

(植木創太)

◆後半に不用意失点、悔い

ホーム初戦を終え、悔しさをにじませるくノ一の選手たち=伊賀市小田町の上野運動公園競技場で

写真

 ホーム初戦の後半四十一分。来場客千三百一人を前に、二失点を喫した選手たちは肩を落とした。

 「みんなで監督の分までがんばろう」と臨んだ試合。「前半は無失点にしよう」と選手全員で事前に話し合った通り、前半は両チーム無得点のまま終えた。

 直接、間接のフリーキックは二倍の十四本と、チャンスは少なからずあった。しかしシュートは、相手が十六本に対して、MF櫨まどか選手らの二本のみ。主将のMF那須麻衣子選手は「相手に不用意にセットプレーを与えてしまい失点した」と悔しさをにじませる。

 くノ一のリーグ戦の目標は三位以上だ。十月までに残り十六試合。まだまだ道のりは長く、彼女たちの戦いはこれからだ。

(中川翔太)

 

この記事を印刷する

中日新聞・北陸中日新聞・日刊県民福井 読者の方は中日新聞プラスで豊富な記事を読めます。

新聞購読のご案内

PR情報

地域のニュース
愛知
岐阜
三重
静岡
長野
福井
滋賀
石川
富山

Search | 検索