著者:上野 啓樹さん
3行でわかる本の内容
ミス・ユニバース・ジャパンのファイナリストへの指導を行ったこともある著者。
激太りを経て自己管理できるようになった著者の言葉は、的確に読む人の心を律してくれます。
ダイエット本の域を越え、「美しくなるための思考」が身につく本。
最初は猫背で読んでいても、読み終わる頃には背筋がピシっと伸びると思います。
そうしないと、いたたまれなくなるからです。
【スペシャルサンクス】
この本は「ミニマリストは世界を変える!」の本多メグさんにお借りしました。
私が注目した3つの言葉
1.ひとつの分野で「自己管理」ができれば、衣食住、そして仕事や自分の体や人間関係まで、全部を管理できるようになる-43ページ
これは「部屋の管理」とも共通していました。
悩みがあると、部屋がなんだかほこりっぽくなったり。
仕事の優先順位を決められないと、クローゼットに余分なものが増えたり。
逆に、部屋を掃除することで悩みが解決したり、クローゼットから余分なものを出すことで仕事がスムーズになったりすること、実際にあります。
思考のクセや取捨選択の仕方が変われば、衣食住すべてに反映されていくのは当然ですね。
「ミニマリストは痩せている人が多い」と言われる所以は、ここにあると思います。
余分なものを入れない思考が、食事にも反映されやすいから。
(全部が全部そうではありませんが、傾向として)
2.普段、手を抜いている人は いざという時にもできない-50ページ
読みながら「イタタタタ…」となっていました。
著者の上野さんは的確に痛いところを突いてきます。
厳しい言葉ですが、これが未来の美しさを作るのですから、むしろ優しさですね。
試合の時だけ本気出した場合と、普段から練習を重ねた場合、結果が違うのは明らか。
自分にとっての「勝負どころ(夢や目標)」があるなら、普段からそれにふさわしい過ごし方をしてたほうが良いですね。
私にとってジム通いはそのひとつ。
※ちなみにこの本自体は「ジム通いより習慣を変えるほうが痩せる」というスタンスです。
3.結論の出ないことは「考えない」-129ページ
心のデトックスの章にあった言葉。
哲学的なことを考えないという意味ではなく「どうにもできないことでクヨクヨしない」という意味です。
プレゼンが心配なら練習をすればいいし、体調が悪いなら休むなり食事を変えるなり、しましょう、と。
クヨクヨするなら行動したら良いし、自分にはどうにもできないことなら、考える時間をほかに充てたら良いですね。
私はクヨクヨしやすいほうなので、この言葉を意識していきたいと思います。
この本から取り入れたいこと
体の中から美しさを取り戻す方法として「フルーツデー」というデトックス方法が掲載されていました。
これを行うことで、体内に溜まった余分なものが出ていくそう。
最初の3日間は3食フルーツのみで過ごし、徐々に割合を変えて過ごします。
本格的に行う場合は2ヶ月間に渡ってフルーツを取り入れるようです。
(その後も継続してフルーツデーを作っても良い)
飲み会のある日、人と食事をする予定のある日は、その前後で調整をする方法なども書いてあります。
これを実践してみようと思います。
まずは今日から3日間、フルーツだけで過ごします!
この本は誰におすすめ?
基本的には「痩せて美しくなる」ための本ですが、ダイエット本としては「思考の在り方」のほうに重点を置いています。
- 痩せたい人
- 美しく年を重ねたい人
- 怠惰な自分に嫌気がさしてる人
- 新しい自分に生まれ変わりたい人
- 食と心のつながりを感じている人
この本を読んで、一緒に美しくなりましょう!