女子生徒誘拐 逮捕の男「車で複数回下見した」

女子生徒誘拐 逮捕の男「車で複数回下見した」
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埼玉県朝霞市で当時中学1年の女子生徒が連れ去られ、2年ぶりに保護された事件で、逮捕された23歳の男が、少女を連れ去る前に「複数回、車で現場付近を下見した」と供述していることが捜査関係者への取材で分かりました。警察は男が人通りが少ない場所などを下調べしたうえで、犯行に及んだとみて捜査しています。
埼玉県朝霞市で当時、中学1年の女子生徒が下校途中に連れ去られ、2年ぶりに保護された事件で、警察は、東京・中野区の寺内樺風容疑者(23)を未成年者誘拐の疑いで逮捕しました。
これまでの調べに対し、寺内容疑者は、朝霞市で少女を連れ去ったいきさつについて、「インターネットの地図アプリで田舎すぎず都会すぎない朝霞市を選び、市内の中学校から1人で帰る女子中学生を見つけてあとをつけた」と供述しているということです。このあと寺内容疑者は少女の自宅付近まで行き、少女の名前をフルネームで知ったとみられています。
その後の警察の調べで、寺内容疑者は、少女を連れ去る前に「複数回、車で現場付近を下見した」と供述していることが捜査関係者への取材で新たに分かりました。警察は、あらかじめ通学路などを見て回って人通りが少ない場所を下調べするなど、周到に準備を進めたうえで犯行に及んだとみて捜査しています。