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漫画『ワイルド7』の望月三起也さんががんを告白 余命半年 「人生の締め切りに『新選組』描く!」
「言ってみれば、人生最後の締め切り。もうちょっと延ばしてよ、って思うけど、この作品で締め切りにしたい」。ストーリーはほぼ固まっている。めまいやふらつきがあり、一人で歩くのはつらい状態だが、「取材に行くとイメージがどんどん湧いてくる」と、春のうち北海道・函館の五稜郭に出かける計画もたてている。
「たぶん、この作品も描き上げるまで持つんだろうと変な自信を持っている」。望月さんはこう語り、最後の作品づくりに意欲を示した。
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望月さんは、ファンの集いなどで病状を隠していたが、「うそをつき続けるのはつらい」と今回のインタビューでの“告白”に踏み切った。人生の締めくくりを考えるサイト「終活WEBソナエ」では、望月さんのインタビューの詳報(上)(中)(下)をお届けします。インタビュー動画はこちら。
望月三起也(もちづき・みきや) 1960年漫画家デビュー。69年から10年にわたり連載された『ワイルド7』で漫画家としての地位を固めた。大のサッカーファンで、芸能人らが集まるサッカーチーム「ザ・ミイラ」の監督を務めている。主な作品としては『ケネディ騎士団』『秘密探偵JA』『マシンハヤブサ』など。横浜市出身。