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 東京・新宿駅の周りに点在する19カ所の高速バス乗り場を1カ所に集めた新交通ターミナル「バスタ新宿」が4日午前0時、同駅の南口地区に開業した。1日の発着便数が約1600便、乗降客が約4万人にのぼる日本最大のバスターミナルになる。

 3日は開業前の記念式典があり、石井啓一国土交通相や東京都の舛添要一知事らが出席した。

 バスタ新宿は、3~4階にバスやタクシーの乗降場を設け、1~2階のJR改札やホームと直接行き来できるようになる。3階の東京観光情報センターでは、日英中韓の4言語での案内サービスが受けられる。

 国交省東京国道事務所によると、発着便は東北や北陸、近畿、中四国など39都府県にまたがる。従来の19カ所は駅から約1キロ圏に分散していたが、集約によってバス同士の乗り換え時間も大幅に短縮される。(小林恵士)