ガラパゴス化で生き残れる起業家になるには?
今日は。パチコスキー真由美です。
先日やり取りをしていて日本のガラパゴス化という言葉を学びました。
的を得ていると思います。
これからの時代は、今までにない生き方ができる時。
物まねや誰かについていればいいという時代ではなくなったので不安な人も多いのでしょう。
それに加えて自分軸がなく他人目線で他人からの評価ばかりを気にする生き方をしてきた人は本当に生き残りにかかわる時代になりました。
今日は私がこれからの日本について思うことを書いています。
ガラパゴス化とは?
ガラパゴス化
独自の方向で多機能・高機能化した製品やサービス、海外進出やM&Aに消極的な企業、排他的で規制の多いマーケットなど、国際標準からかけ離れている日本の産業の現状を批判的に表した新語。大陸から隔絶された環境下で、生物が独自の進化を遂げたガラパゴス諸島(エクアドル)の生態系に重ね、2007年ごろから広く使われるようになった。
その端緒となったのが、豊富な機能が付いた日本製携帯電話である。日本独自の通信方式(PDC方式)が採用されている第2世代携帯電話で、国内1億人を超える巨大市場の主導権を奪うため、電話事業各社は自社の端末機に次々と新たな機能を搭載していった。その技術やサービスは世界の最先端と評されるものの、国内シェア争奪戦が繰り広げられている間に、欧州のGSM方式が標準規格になっている世界の携帯電話市場は、ノキア(フィンランド)、サムスン電子(韓国)、モトローラ(米国)など、グローバル戦略にたけた欧米や新興国の企業に制覇されてしまった。最近は、特殊な進化を遂げた日本製端末を自虐的に言う「ガラケー(ガラパゴスケータイ)」などという呼称も広がっているコトバンクより
日本内の日本人だけですべての仕事を賄い、皆が潤うという時代ではないと理解すること
こう書いても日本に住んでいるのならば全くピンと来ないでしょうね。
日本という狭い市場で皆で一緒になって顧客開拓しようとしても、狭い市場で競争するのはとっても大変ではないかと思うのです。
いい商品はたくさんあるのに。
海外だったらもっと売れるかもしれないのに。
日本の場合は品質はいいものを持っているのに、外に出て行って勝負しないという感じがあってとても残念です。
海外の日本人をターゲット層にもしていないとか、果てはネット関係の会社なのにグローバルな対応ができない会社が多いのでびっくりすることが多いのです。
私の経験の例を挙げてみますね。
日本のネットサーバーさん、メルマガ会社さんなどの場合のガラパゴス化
私が一番びっくりするのは、ジャパネットといわれるネット銀行なども海外からの振り込みは受け付けていないとか。
クレジットカードも日本で発行されたものしか使えないとか。
私のようにもうアメリカに本拠地を移して永住している感じになっている人で、銀行口座や住民票もおいていない日本人にとっては本当にがっかりするサービスしか用意してなかったりします。
特にネットというグローバルで国境のないサービスをしているというのに、対応が日本に住む日本人だけのようにターゲット層が設定してあって、そのほかは応じないというのは本当にもったいないです。
ガラパゴス化しかけているネット会社はこれを設定するだけでかなり違う!
1:海外で作られたクレジットカードで決済もOKにする
ネット会社によってはこれができるところもあって、それだととても助かります。
2:PAYPALを導入して海外からのお客様が使いやすい決済法を提供する
ペイパルとは日本ではまだなじみが少ないかもしれないのですが、アメリカではスーパーに買い物に行ってもペイパル口座を選んで支払いができるくらい、銀行のような形になってきています。
手数料もそう高くないですし、そして通貨の変換も何百円くらいで瞬時に換算してくれて口座に振り込んでくれます。
日本では銀行のオンライン化がまだまだ進んでおらず、銀行に行くという事をやっている人がほとんどでしょう。
アメリカでは普通の人でもオンラインで自分の口座を操作し、銀行に行くという事がほとんどなくなってきています。
日本のペイパルではまだクレジットカード決済しか使えないようです。
日本以外の人たちはほとんどペイぺルを使ってヨーロッパでもアメリカでもやり取りができるのでペイパルを使っていないというのはもったいないです。
特にネット会社で世界に遅れていると、ちょっと恥ずかしくないですか?
化石化しないように、今導入しておけば、海外に住む日本人をまずターゲットに出来る。
これだけで国内で競争をするというのから少し違った顧客がつかめると思います。
特に私のようなテク音痴にこんなことを指摘されるようではネット会社というのに恥ずかしいとおもってほしい!
日本から出た外からの情報を持っていないだけなんだと思うのです。
是非すぐにこの簡単な2つを決済に導入してください!
私も現地のエステもすべて今ではペイパルで決済。
コンサルでもなんでも決済が日本からでも、ヨーロッパからでもできるように対応しています。
ネットを使って海外から発掘されて意外なお客様ができた実例
例えば鳥取でこんな会社を作っている人がいます。
ラッキョウが、なんと日本だけでなく、フランスからも注目されてビジネスにつながっている話。
【無添加・無着色の黒らっきょう】人気の秘訣をアチーブエモーションの社長に聞いてきました
こんな風に海外の人は世界どこからでもいいものだと思えば試してみたい。
ビジネスをしたいと思っているのですよ。
こんなチャンスもあるのですからガラパゴス化するのはもったいないですよね。
日本人としてのガラパゴス化
バブルを経験してきた年代の人に育てられてきている今の大人たち。
誰でも何となくで波に乗れたので、起業のセンスがなくてもなんちゃってで稼げる人も多い時代でした。
マニュアルに沿ってやっていればいい。
真似すればいい。
それで何とかしのげて売り上げも出せていた人も沢山いるでしょう。
しかし、これからは本当に経験をしてきたことから検証し、自分に合うことを自分で見つけられる人間力がないと生き残れない時代です。
機械が人間の代わりをしてたいていの仕事はやってしまう時代です。
人間で、人間力、また人間味にかけた人は機械に負けて仕事がもらえない時代。
多分日本でもこのような感じにどんどんなっていくでしょう。
あと10年もしたら今のアメリカのようになっているかもしれませんね。
今のうちから心の準備をしておかないと目の前にクビ、会社が倒産して職を失うというのが起こってからでは体制を立て直すのがかなり大変ですよ。
ではどうしたらいいんでしょうね?
1:自分に付加価値を付ける
付加価値を付けるという事はこういうことです。
- 自分の提供するものにプラスアルファ―があり、自分が思う値段が例えば高いとしても、それだけの価値があると思ってもらえる。
- その対価をいただける
- 払う方も喜んで支払ってくれる
私の周りは実力主義のアメリカ人たちで囲まれています。
明日仕事がなくなるという事も起きるのが当たり前。
そのために自分に付加価値を付けるため、自分で自分に投資します。
自分を雇ったり自分と契約を結ぶとどんなにいいことがあるのかと交渉して給料などを決めたりします。
そのために自己プロデュースのスキルを磨いておくのもとても大切なんです。
事務などでもいいのです。
秘書のようにスケジュールをきちんと割り当ててくれたりでもいい。
別に特別な技術が要されるというわけでもないのです。
やれることを期日にきちんとやれて、その間の報告も相手に聞かれる前にどんどん今はこのような感じですと報告するだけでもこの人は気が利いているなという印象を与えますよね。
自分は何ができるのか?その出来ることが得意でなく、誰かにやってほしいと思っている人は誰なのか?
これを考えていくと、自分でできることに早く出会えるかもしれません。
2:マニュアル的なものだけに頼らない、守破離の考えで応用が利く思考・行動力を付ける
日本人は与えられたことを学んでその通りに表現するのが得意です。
でも、応用が利かず、新しい発想ができる育て方をされてきていません。
守破離という言葉にもあるように。
- 最初は学んで忠実に守る。
- 次はそれを破ってみる。
- 最後にはそれから離れて全く自由に自分流を見つける
こういう感じで自分で考え、自分で行動し、検証し、試行錯誤を繰り返して学ぶという本来の学びの姿をマニュアル、本などで勉強をしたつもりになっている人が多い日本人に大切な部分です。
昔からこういった本来の学びをやっている日本人たちは多かったのですよ!
3:日本に住んでいる人は海外在住の日本人を、海外在住日本人は海外現地人にターゲットを移す時代
日本に住んでいる人は外国人とビジネスをすると考えられる人は少ないと思うので、まず海外在住の日本人をターゲット層に加えてみましょう。
決済方法ペイパルを導入すれば問題ないと思うのです。
海外に住んでいる日本人はもともと海外の自分の住む地域の日本人をターゲットに仕事をしている人が多いようです。
それでどんどん同じようなことができる日本人の人が周りに出てくるとビジネスの状況が苦しくなったり。
または日本人でも学生であったり、勤めていない日本人で自分で金銭的な決定権がなかったりする人たちが多くいる場合、ビジネスになりにくい。
お金を持っていないので日本人から現地人にターゲットを替えたい。
こういう人がいるのも事実で知っています。
それには自分で現地に溶け込む必要があります。
日本語だけを使い、日本の衛星TVを見て、外国に住んでいても日本で住んでいるのと変わらない状況をまず変えましょう。
日本人の友人ばかり作らないこと。
現地のビジネス異業種交流会に参加したり、とにかく自分のことを知ってもらうようにアピールしましょう。
日本の法人を相手にしていても、その会社がいつ撤退するかはわかりません。
今の世情ですと、今からどんどん撤退する会社も出てくると思います。
今仕事がある間に他のターゲット層も作っておきましょう。
気を落とさないで!勇気が出る実話をもとにしてある本の紹介
この本はとても面白いですから是非読んでみてください。
私がアメリカの片田舎でこれからどうやって自分で起業していこう?
周りに手本に出来るような日本人もいない。
手探りでやるしかない!と決心した時、友人が紹介してくれて勇気づけられた本です。
今の日本人の方に響く本ではないかなと思います。
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最後に
これからはパラダイムシフトがどんどん起こって、今までの常識が常識でなくなる時代がやってきます。
ネットで国境もなくなり、情報も自由に配信されるようになり、距離感も感じなくなった今。
ガラパゴス化していては墓穴を掘るとこになるのが大部分の人にあてはまると思うのです。
いったん自由になった情報分野や社会のネット化はどんどん進化してなくなるどころかついていけていないと本当に何もできない時代に入っていきます。
あなたは何をしたいのか?
どう生きたいのか?
今真剣に考えておかないと、淘汰されますよ。
私にとっては今からが本当に試される面白い時代だとワクワクしています!