奈良県を訪問中の天皇、皇后両陛下は3日、初代天皇とされる神武天皇の没後2600年にあたり、橿原市の神武天皇山陵に参拝した。天皇家の行事「宮中祭祀(さいし)」の一つで、秋篠宮ご夫妻も同行。皇太子ご夫妻は両陛下の名代として、皇居・宮中三殿の皇霊殿に参拝した。

 天皇陛下はモーニング姿で秋篠宮さまを伴い、陵の前までゆっくり進んだ後、祭壇に玉串を捧げて拝礼し、「御告文(おつげぶみ)」を読み上げた。続いて、グレー色の参拝服を身につけた皇后さまが秋篠宮妃紀子さまを同伴し、同様に拝礼した。

 皇太子妃雅子さまが宮中祭祀に出たのは、昭和天皇の死去から20年の2009年1月以来。

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