⬆︎ 2015年3月28日男組解散花見酒池肉林大宴会
【男組解散宣言】
『2013年6月、それまで一人ひとりが路上に立ち反差別を叫んでいた男達が男組の旗の下に集まり、またこの日、それぞれがひとりのカウンターへと戻っていく。』
同日、男組最後のイベントとして新宿・ネイキットロフトにて
「男組FINAL～By Any MeansNacessary～」
を開催。男組として1年9ヶ月に渡る活動を終え、大散開した。
そもそも「男組」とはなんなのか…。順を追って説明していこう。
2013年5月19日
個人としてカウンター活動をしていた高橋直輝と、同じく「しばき隊（現C.R.A.C）」として活動していた山口祐二郎（C.R.A.C脱退済）が新たなカウンターグループ「高橋組」「高橋興業」を結成すべく合流。
⬆︎ 山口祐二郎 元若頭
新大久保では日本人差別をなくせデモ実行委員会（実行委員長：ダンプ松本こと菊川あけみこと松本明美）主催による人種差別デモが行われ、両者はカウンターに出動。
差別団体側に逮捕者が出たこの日のカウンターが「男組」史上の初出動となる。
さらにデモ終了後、高橋直輝と山口祐二郎らは西新宿の思い出横丁（しょんべん横丁）でメタル兄弟（差別主義者）をしばく。
2013年6月16日
新大久保で桜田修成（差別主義者）こと桜田修による「新大久保 桜田祭り！」などというふざけた人種差別デモが開催されたために
高橋直輝、山口祐二郎らは再びカウンターに出動。
高橋直輝らは歌舞伎町で桜田と湘南純愛組・優を発見し、猛烈にしばき開始。
人種差別デモ前にカウンターを受けて狂ったようにトラメガで吠える優が印象深い。
この日は元在特会 会長・ヘイト豚こと桜井誠（本名：高田誠）を始めとして人種差別デモ、カウンター双方に逮捕者が続出し、その後の新大久保デモ延期(中止）の布石となる。
2013年6月29日
正式名称を「男組」と改め、ヘイトスピーチを反TPPに装った新大久保ネトウヨデモ(主催者:コロッケそば)にカウンター出動。
2013年6月30日
日本人差別をなくせデモ実行委員会（代表：瀬戸弘幸）主催の人種差別デモに対して、カウンター勢力による大規模な大久保公園大包囲作戦に男組が参加。
2000人を超えるカウンター勢の抵抗むなしく人種差別デモは強行されたが、これまで人種差別デモのメインストリートと化していた職安通りや大久保通りがデモコースから外れ、以後、2016年まで新大久保でのデモは開催されず、カウンター陣営にとっては歴史的大勝利となった。
2013年7月6日
参院選期間中に渋谷で強行された日韓断交デモ（現場責任者：勇気あるニッポン人と五十六パパ）にカウンター出動。
同日渋谷駅前で行われた維新政党・新風 鈴木信之候補の選挙演説を監視。渋谷駅周辺を警戒していた木本拓史元本部長が差別主義者から暴行未遂。
⬆︎ 木本拓史 元本部長
大阪で行われた「Osaka Against Racism! ヘイト スピーチはアカン！ 仲良くしようぜパレードin大阪」（略称：仲パレ）に男組有志が参加。
差別主義者陣営の妨害行動を関西のカウンター勢力と共に完全粉砕。関西男組の礎となる。
⬆︎ 2013年 仲パレの様子
2013年7月14日
東京残留組は新大久保駅前で強行された「維新政党・新風 」鈴木信之候補の嫌がらせ演説会に参加。なぜか鈴木候補に求められたため、カウンター全員で中指を立てる。
関東の差別主義者だけではなく、西村斉（収監中）ら関西の差別主義者も姿を現したが多数のカウンターに囲まれると車で逃亡。
千葉の民族派右翼団体・日本国神党を訪問。
「レイシストをしばき隊」に批判的な街頭演説を繰り返していた民族派右翼団体「日本国神党」の事務所を訪問し、一時間半にわたる話し合いの結果、和解に至る。
党首平原氏もヘイトスピーチ反対に対する直接行動の意義を理解し、心情的な応援を約束。
2013年7月28日
「勇気あるニッポン人と五十六パパ主催」による川崎人種差別デモにカウンター出動。
その後も川崎周辺では五十六パパ主催で頻繁に人種差別デモが強行されるも常に男組のメンバーが出動することになる。
⬆︎人種差別主義者 五十六パパ
広島原爆の日、慰霊祭妨害デモ（主催：在特会広島支部）にカウンター出動。
伊藤大介氏（高橋直輝が最も慕う人物）がチャーターしたしばき遠征バスにて、関東・関西の男組が合流し、慰霊祭参加と共に、合同カウンター出動が実現する。
この広島遠征にて、高橋直輝が、石野雅之や泥憲和らを男組にスカウト。
⬆︎ 石野雅之 元副長
⬆︎ 泥憲和 関西男組 元神戸本部長
また同日、東京・八重洲、日本橋周辺では桜井誠（本名：高田誠）も参加した核武装推進デモが強行され、当然のごとく男組も出動し激烈なカウンターを加える。
2013年8月24日
東京・日野万願寺周辺で強行された瀬戸弘幸主催の原発再稼働推進デモにカウンター出動。
実際のデモの目的は反原発活動家個人に対する中傷、嫌がらせデモであったため、男組のみならず義憤にかられた数多くのカウンター諸氏が参加。
⬆︎ 人種差別主義者 瀬戸弘幸
瀬戸弘幸が大阪新町で強行した原発再稼働推挙デモ(実質反原発勢力への嫌がらせデモ)にカウンター出動。男組メンバーが公園内に走って突入、瀬戸弘幸に詰め寄るも警察に止められる。
2013年9月8日
日本人差別をなくせデモ実行委員会（代表：菊川かをり／日本侵略を許さない国民の会）主催による人種差別デモが二ヶ月ぶりに新大久保で強行されたため、カウンター出動。
職安通り、大久保通りではカウンター参加者による大規模なシット・イン＆ダイ・インのみならず、男組はデモ隊に何度も突っ込み警備陣にも衝撃を与える。
この日をもって新大久保での人種差別デモは今年に入るまで行われなくなった。
⬆︎ 2013年9月8日 カウンターによるシット・イン&ダイ・イン
⬆︎ 2013年9月8日 男組によるシット・イン&ダイ・イン
⬆︎ 元男組メンバーも東京大行進を歩いた。
前日の差別反対都庁前アピールに続いて、元副長 石野雅之が韓国・ソウルで差別反対を訴える街宣を実施。
男組元組長 高橋直輝が提案した東京都庁前で差別反対都庁前街宣を主催。原則毎週月曜日に行われることとなった第二回目以降、主催は別団体に移行。
⬆︎ 男組が都庁に抗議文を出した。
2013年11月4日
京都で行われた「司法による勧進橋児童公園不法占拠事件の偏向判決を許すな!倍返しデモ」（主催：現代撫子倶楽部）にカウンター出動。
現在の反レイシズム運動の発火点のひとつといえる「勧進橋児童公園事件」の判決に対する（身の程知らずな）抗議デモということで、関西男組に加えて、関東男組のメンバーや全国のカウンター有志も多数駆けつけ、巨大カウンターが実現した。
メンバーは京都の町に展開し徘徊する差別主義者共に説教及びお仕置き。さらに集合場所の京都市役所前では中止を求める激烈なコールが巻き起こる。
今回特筆すべきは男組初の街宣車による車道からのカウンターが実現したことだろう。デモに並走しながらの猛烈な抗議と大音量のK-POPは差別主義者の先導車、デモ参加者を圧倒した。
⬆︎ 男丸
こうして激動の2013年、2014年を闘い続け、差別主義者の人数が減り続けたのを機に、2015年3月28日に「男組」が掲げていた「超圧力」は昨今のカウンターに引き継がれ、解散に至った。
だが、この闘いで合計約20名近くの男組メンバーが逮捕されたのも事実である。
然し、今年に入り新大久保で人種差別デモが行われたり、川崎市で某右翼団体が差別団体を護衛したり、個々で来ているカウンターに暴行を加えたりと酷くなっている現状を危惧した高橋直輝など元男組メンバーが話し合い、男組再結成することになった。
個々で来ているカウンターや初めて来るカウンターの人たちを護るためでもある。
2016年4月10日（日）男組が復活する。以前の暴力好きなメンバーだけではなく、C.R.A.Cにも引けを取らないメンバーで構成されている。
「男組復活祭」－路上の作法－（仮）
阿佐ヶ谷ロフトＡ 4/10（日）18:30～
出演：男組、島崎ろでぃー、李一河監督、他豪華ゲスト
司会：辛淑玉
主催：反差別集団「男組」
※詳細・予約はこちら
新しい男組がこれから現場で路上で何をしていくのか…イベントにて発表します。発表出来ない豪華ゲスト（数人）にも登壇してもらいます。
多くの皆さまに来ていただきたく思っております。
100人しか入れないので、予約をお勧めいたします。
最後に…。
謂れのない差別と偏見、悪質なヘイトスピーチに苦しみ、悲しむ人々がいる限り、我々の行動は止まらない。
男組は差別主義者に対して「超圧力」をかけ続けるために、自らの肉声と肉体をもって日本の反レイシズムと反ファシズムのフロントに立ち、差別主義者たちと対峙する。
我々はネットの世界にはいない。男組はリアルである。
「男組は、全力でレイシストを排除する。」（高橋直輝／男組組長)
男組一同
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