相次ぐ暴行事件

2016年3月26日（土）東京新聞の朝刊（こちら特報部）に『維新政党・新風』の関係者による暴行事件の記事が載った。

見れない方々のために記事の内容を紹介します。

以下、東京新聞から抜粋。

【川崎発 ヘイトとの闘い】

『川崎市のJR川崎駅前で今月二十日、ヘイトスピーチ（差別扇動表現）を伴う街頭演説会の参加者が、抗議する男性に暴行を加える事件が発生した。だが、現場に居合わせた警察は現行犯逮捕せず、国会で問題視されている。一方、在日コリアンタウンの同市桜本地区周辺で頻発するヘイトデモをめぐっては、市民らが体を張って同地区への侵入を防いでいるものの、ここでもデモ隊ばかり保護する警察の警備体制に疑問の声が上がっている。』（池田悌一、白名正和）

暴行事件は午後一時半ごろ、右派政党「維新政党・新風」が主催する「人権侵害国家北朝鮮を糾弾する『川崎』街頭演説会」のさなかに起きた。

マイクを握った弁士が街宣車の上から「これからヘイトスピーチをします」「北朝鮮は地上の楽園なんでしょ。楽園に帰りなさいよ」などと演説する様子が、ネットの動画サイトに残されている。

被害に遭った東京都狛江市の男性（46）が「こちら特報部」の取材に証言する。

「弁士が差別的な発言をしていたので、拡声器で『デマを飛ばすな』と叫んだ。大通りを挟んで反対側の歩道にいたら、街宣車側から十数人が車道を横切ってきて、数人から頭や腹を殴られた」

⬆︎「北朝鮮糾弾」と銘打った維新政党・新風の街頭演説会の写真。

近くには数人の警察官がいた。騒動後、さらに十数人の警察官が駆け付けて沈静化したはいいが、男性にけがを負わせた男らは現行犯逮捕されることなく、その場を離れた。

被害男性は神奈川県警川崎署に被害届を提出、受理されたが、警察の現場対応に憤る。

「私が暴行を受けるのを至近距離で見ていた警察官もいた。当然、すぐに逮捕すると思っていたので『僕、殴られましたよね』と訴えたんです。

でも警察官は『もみ合いになっていた』と言うだけで、何もしてくれなかった」

⬆︎街頭演説会周辺でもみ合う人たち。

この事件は国会でも取り上げられた。二十三日の参院法務委員会。

民主党の有田芳生氏が「警察はヘイトスピーチに反対する人たちを向いて警備していた」と警察の姿勢を疑問視した上で、「目の前で殴りつけられているのに、なぜ現行犯逮捕しないのか」と何度も問いただしたが、斉藤実・警察庁官房審議官は「逮捕すべく捜査中」などと繰り返すだけだった。

「こちら特報部」が、現行犯逮捕しなかった理由を川崎署に聞いたところ、「警告や制止などで現場の混乱を抑えるのが先だった。犯人を特定して現行犯逮捕には至らなかったということ」と説明した。

そもそも「維新政党・新風」とはどんな団体なのか。

ホームページによれば一九九五年、「戦後体制を超克して、新たなる国家社会百年の大計を構想する新しい政治勢力たらんことを期して」結成した。

代表の鈴木信行氏は、夏の参院選に東京選挙区から立候補することを表明している。

鈴木氏は今回の事件について、自身のブログで

「地元から駆けつけてくれた応援者と、他県から押し掛けてきた妨害者の間のトラブル。拡声器で罵声を浴びせて妨害し、街頭で衝突したら警察に泣きを入れている」と被害者男性をこき下ろした。

ジャーナリストの安田浩一氏は「新風は右派学連運動の延長で組織された。当初は人種差別的な活動は目立たなかったが、近年は在特会（在日特権を許さない市民の会）などと一緒にデモに参加する関係者もいる」と解説する。

本日、2016年3月26日（土）は東京都新宿区で

日侵会（日本侵略を許さない国民の会）が、

「舛添都知事リコールデモin新宿 シュプレヒコール」デモを行った。

デモのタイトルだけをみれば「ヘイトスピーチ」をしないのでは？と思う方々もいるが、在特会や日侵会などの差別団体はタイトルに関係なく必ず「ヘイトスピーチ」をする。

我々も「ヘイトスピーチ」をしないか監視のために集合公園であった「柏木公園」に出向いた。

柏木公園に着いたのは14:00ごろ。

いつもの差別主義者たちがちらほらと集まってきた。

東京新聞の記事で安田浩一氏の「近年は在特会などと一緒にデモに参加する関係者もいる」とあったが、今日も『維新政党・新風』の支持者がいた。

担当公安に「今日は職安通りは通らないよね。」と聞くと、「今日は通らないですよ。機動隊もいないし信用してください。」と云われたので、我々は柏木公園から離れた喫茶店に入り、

元在特会会長の「ヘイト豚」こと「桜井誠」こと「高田誠」のツイキャスや日侵会の「ダンプ松本」こと「菊川あけみ」こと「松本明美」のツイキャスをチェックしながらコーヒーを飲んでいた。

すると、「桜田無修正」こと「桜田修正」こと「桜田修」が「ヘイトスピーチ」をしたのでデモを並走することにした。

並走中、個々で来ていたカウンターの人が、デモ参加者から暴行を受けたとの情報が入った。

被害者はすぐに新宿署に向い、事情聴取を受け、犯人もすぐに逮捕された。

川崎市で起きた『維新政党・新風』関係者による暴行事件の直後に又しても差別団体による暴行事件が起きたが、警視庁や所轄の新宿署の対応は早かった。

明日、3月27日（日）は二団体による差別デモが新宿で別々に行われる。

自称「行動する保守運動」のカレンダーを見ると集合時間が二転三転しているので信用はしていない。

但し、新大久保の職安通りを通ることはわかっている。

明日は多くのプラカ隊やカウンターに集結してもらいたい。数で圧倒し、なんとしてでも新大久保に住んでいる、商売している在日や外国人に向けられる「ヘイトスピーチ」を掻き消すために声をあげましょう！

男組一同