LINKのページにも揚げているんですが、ガレージカンパニーさんで売っている98用電源ユニットを買ってきました。(¥250です)

98といえば、その昔?一世を風靡したかつての国産の名機!

多少のハンディはあるものの、造りは今の物よりしっかりしていると思います。

今回は、これをDOS/Vに使えるように改造してみます。

容量は145Wと今では小さいのですが、サーバー用にはちょうどいいんですねー (電気代もばかになりませんので)

Pentium-3 600-800MHzには 最高!

しかも、ファンの音もうるさくないんです!

違いは通常のATX電源にある-5Vが98用電源には無いんです。

これを何とかしてやればうまくいくでしょうか?

そこで、-5Vを-12Vから作ってやることにします。
材料は電解コンデンサ 25V 4.7μF 2個と
3端子レギュレータ 79051個 と穴あき基盤
端子固定用(場合によっては必要ないかも)

右のような板を切って加工します。

左が7905のピン配です。
中央の2番ピンが-12Vの入力です。
左の1番ピンがGNDです。
右側の3番ピンが-5V出力です。

このタイプは安いのですが、放熱フィンが2番ピンとつながっておりますので、気をつけてください。

 

左が配線図です。

電解コンデンサは発振止めですので、0.1μF程度あればいいのですが、今回私は4.7μFのものを使いました。

3端子レギュレータ(7905)側が電解コンデンサのマイナス側ですので、極性には十分注意しましょう!

この基盤ができましたら、ATX電源延長ケーブルに取り付けます。

3端子レギュレータの1番ピンはGNDですので
15〜17番につけます。

3端子レギュレータの2番ピンは-12V(12番ピン)へ

3端子レギュレータの3番ピンは-5V(18番ピン)へそれぞれ半田付けします。

延長ケーブルのそれぞれの線は切り離さずに
被覆を少しとってそこへ分配するような形で取り付けてください。

電源から出ているケーブルより延長ケーブルに取り付けたほうがやりやすいと思います。
(延長ケーブルを使わず、オリジナルのままだとチョー短いですよ)

 

配線図らしきもの?です。こんなイメージです。
裏表こんな感じです。

穴あき基盤は、あとで熱収縮チューブをかぶせたときにピン同士がショートしないよう固定するために使っております。

たいした意味はありません。
 

熱収縮チューブをかぶせるため、コンデンサを寝かせます。

-5Vは電流が少ないので、3端子レギュレータの放熱は特に考えなくてもいいと思います。

最終、こんな感じになりました。

98電源とこのケーブルを使って、Pentium-3 800MHzのサーバが問題なく動作しております。 しかも静かですよ。

皆さんもお試しあれ!