ベルギー ブリュッセルの空港一部再開

ベルギー ブリュッセルの空港一部再開
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ベルギーで起きた連続テロ事件で、現場となったブリュッセルの空港が、12日ぶりに一部再開し、ターミナルビルに入る手前にも保安検査場を設けるなど警備態勢が強化されるなか、ポルトガルなどに向かう3便が運航する予定です。
ベルギーのブリュッセル近郊の国際空港と市の中心部の地下鉄の駅で、先月22日に起きた連続テロ事件では、32人が死亡し、日本人2人を含む340人がけがをしました。
現場となった空港では、爆発の影響で損傷したターミナルビルの復旧作業が続いていましたが、3日、事件から12日ぶりに一部が再開しました。空港によりますと、この日はギリシャ、ポルトガル、それにイタリアの都市に向かうブリュッセル航空の3便のみが運航する予定だということです。
今回の事件では、容疑者2人が保安検査場の手前の航空会社のチェックインカウンター付近で、持ち込んだ爆発物を爆発させました。このため空港では、再開にあたりターミナルビルに搭乗券を持っている人しか入場できないようにしたほか、ビルに入る手前にも金属探知機などによる仮設の検査場を設けるなど、警備態勢を大幅に強化したということです。
また、今後は、運用規模を少しずつ拡大する方針ですが、運航数を、事件前の、1日当たり500便以上の水準に戻すには、出発ロビーなどの改築が必要で、夏休みの旅行シーズン前のことし7月頃までには、作業を完了させたいとしています。