駅などに宅配受け取りロッカー設置広がる

駅などに宅配受け取りロッカー設置広がる
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ネット通販の利用が拡大するなか物流業界では、購入した商品を受け取れる場所を増やして利便性を高めようと、鉄道の駅などに受け取り専用のロッカーを設置する動きが広がっています。
このうち「日本郵便」はネット通販などで購入した商品を受け取れる専用のロッカーを「京王井の頭線」の渋谷駅や吉祥寺駅など6つの駅に設置し、先月サービスを始めました。
利用者は、ネットで希望する場所や時間帯を申し込み、メールで通知されたパスワードを使ってロッカーのカギを開け、商品を受け取る仕組みです。会社では、4年後の2020年には、鉄道の駅だけでなく、コンビニエンスストアなどに、専用のロッカーを合わせて1000台、設置したいとしています。
また、「ヤマト運輸」も去年11月から地下鉄の「東京メトロ」の5つの駅に商品を受け取れるロッカーを設けていて、今後、1000台以上設置していきたい考えです。ヤマト運輸の戸川厚志さんは「午後9時以降、20代から30代の会社員に需要があるようだ。夜型に生活が変わるなかで受け取り方法も利便性を上げていきたい」と話しています。
各社が受け取り場所を増やす背景にはネット通販の市場が拡大するなか、利用者の不在に伴う「再配達」のコストを減らしたいねらいもありこうした動きは今後さらに広がっていきそうです。