蹴球探訪
フロンターレと陸前高田市
築かれた新たな絆
(3月16日)
【ゴルフ】日本では鈴木愛が躍動2016年4月3日 紙面から
◇ヤヤマハレディースOP<第3日>▽2日、静岡県袋井市・葛城GC山名C(6568ヤード、パー72)▽曇り、気温17・9度、風速4・7メートル▽賞金総額1億円、優勝1800万円▽67選手(うちアマ2人)▽観衆4311人 2014年日本女子プロ選手権以来のツアー2勝目を目指す鈴木愛(21)=セールスフォース=が16番パー4でイーグルを奪うなど71をマーク、前日の10位から首位と4打差の通算1アンダー、4位に浮上した。首位は通算5アンダーに伸ばしたユン・チェヨン、2位は3アンダーで申(シン)ジエ、李知姫(イ・チヒ)と、韓国勢が上位を占めた。 日米同時「Ai」優勝なるか−。女子ゴルフ界の“ラブりん”こと鈴木が待望の2勝目へ向け、優勝戦線に浮上した。 15番パー5で1メートルのチャンスをものにすると、16番パー4でフェアウエーから残り162ヤードを7番アイアンでカップに放り込んだ。「ちょっと手前から入ったのが、うまく転がってくれた」と、今季初イーグルに笑顔。続く17番では6メートルのバーディーパットを沈め、この3ホールで4つ伸ばした。「ショットの感触自体はすごくいいし、パッティングもいい感じ。自分の中ではけっこうしっくり来てる。チャンスだと思う」と、4打差逆転へ闘志を見せた。 昨シーズン終了後、ゴルフを始めた小学5年時から師事してきた南英樹コーチから独り立ち。最終戦最終日の翌々日からトレーニングを開始した。つらい食事制限も敢行。炭水化物を減らし、油や糖分も控え、筋肉量を増やしながら体脂肪を減らして体重は3キロ減った。「疲れにくい体にするのが目的。夏場以降もスタミナ切れしないように」。球筋もドローに変え「飛距離も出てるし安定感が増した」という。 ダイエットを解禁した開幕戦(3月3〜6日)の沖縄では「豚丼、マグロの3色丼、アグー豚しゃぶ…。メチャクチャ食べちゃった」と、いたずらっぽく笑った鈴木。最終組の1組前を回る最終日に「自分が68、69を出して優勝できるよう頑張りたい。なんだか行けそうな気がするんです」。確かな予感がある。(月橋文美) PR情報
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