ここから本文です

元愛内里菜の垣内りか 犬ブランド立ち上げ、歌手復帰語る

NEWS ポストセブン 4月3日(日)7時0分配信

 ファーストアルバム『Be Happy』がオリコンランキング3位を記録、2003年にNHK紅白歌合戦出場も果たしながら、甲状腺の病気を患い、2010年に惜しまれつつ引退した歌姫・愛内里菜。そんな彼女が、垣内りか(35才)としてドッグブランドを立ち上げ、昨年9月に歌手として復帰した。引退の理由、そして復帰について本人に話を聞いた。

――順調な歌手生活を送っていたのに、なぜ引退することに?

垣内:引退する1年半くらい前から、ずっと悩んでいました。歌詞を書いてメッセージを発信する立場という中で、だんだん愛内里菜を嘘で塗り固めていく、作っていくのが、自分の中で葛藤になっていたんです。

 声が出ないのに出るふりをしたり、レコーディングでは期限があるから納得できない歌をリリースする。でも取材では「これは最高です」とコメントする。いろんなところで嘘をつかなくちゃいけない状態になっていました。

 でも、そんなやりかたで、愛内里菜を続けている意味があるのかなって。そういう意味でリセットする時間を作りたかったんです。先のことは、まだ何も考えていなかったんですけど。

 過呼吸も持っていたので、しょっちゅう病院に運ばれていたんです。これじゃあ歌手の前に、人として潰れちゃうなと思ったので、自分自身を見つめ直す時間が何よりも必要だと思いまして。

――休止という選択肢もあったのに、引退を選んだのはなぜですか?

垣内:活動休止にするのか、引退にするのか悩みました。矛盾してるのかもしれないけど、ライブが一番の楽しみで、歌いがいになっていて。だから、待ってくれる人がいると思うと、そこに引っ張られて、自分を歌から切り離せないんじゃないかなって。

 休止にしてしまうと、本当は歌いたいし、体調が良ければライブだってしたいし、待ち望んでくれている愛内里菜になりたいし。後ろ髪がひかれすぎて、休む意味がないというか。だから一度、まっさらにならなきゃいけないと判断しました。

1/4ページ

最終更新:4月3日(日)13時5分

NEWS ポストセブン

TEDカンファレンスのプレゼンテーション動画

現代奴隷の目撃写真
この2年あまり写真家のリサ・クリスティンは世界中を旅して、我慢できないほど過酷な現代の奴隷の現実を記録してきました。彼女はガーナの鉱夫やネパールでレンガを運び出す人々等、心に残る写真を紹介しながら、世界中で奴隷扱いされる2千7百万人に上る人々の窮状を訴えます。

本文はここまでです このページの先頭へ

お得情報

その他のキャンペーン