脚本=鐘弘亜樹゚・*:.:♪*・゜゚・♯*:.。. :*・゜
演出・絵コンテ=佐々木憲世
作画監督=フランシス・カネダ、アリス・ナリオ
美術=田中美紀
ん~~~~~~~
ムズムズするなぁ~~~~('A`)
描きたいものは分ったし、シーン単品ではいいなぁコレと思うところもあったのですが。
細かい突っ込みどころに気づいてしまったせいで
「いいシーン」を素直に受け取るのに時間がかかってしまいました。
▲「その成果がこの試験で分るでしょう」
・・という割には
この3名は合格に繋がる楔さえ打てなかったし
残ったリコとみらいを勝ちにつなげさせる何かしらの
役目も果たせていなかったですよね。
これでは
「彼女達が学んできたことは特に合格に絡まなかったけど
リコとみらいのお陰で合格できました。」
という事になっちゃうじゃないですか。
▲今までの私じゃない!
▲これまでの補習で成長してきたと主張する補習組3名。
・・・・けど、過去5回彼女達にはスポットを当てそうな雰囲気だけ出して
結局当てなかったじゃないですか。
▲ジュン回かと思いきや、みらいたちの傍に居ただけ。
▲ほうきが苦手なエミリー回と思いきや
「みらいが頑張ってる。私も頑張ろう」と言うだけ。
それは「承」。「転」でも「結」でもありません。
この見せ場は面白いです。
けど、それが彼女達の成長を証明するものには成り得ません。
もっとも、これは今回の脚本演出ではどうにも出来ないことですが。
今回の主張に向けて、これまでのキャラクター描写を
あらかじめ仕込んでおく差配がなかったのですから。
・・・「監督」、「構成」という言葉の意味を考えてしまいますね。
※ ※ ※
▲物憂げなみらい
からの
▲元気に振舞うみらい
それは、
▲このシーンのため。
・・・・・・・ちょっと細かいことですが、それを描くなら
▲このシーンの前に
モフルンとの会話で
「みらい、何か落ち込んでるモフ?」
「ううんなんでもない!最後の試験、合格できるように頑張ろう!」
というような
「気丈に振舞おうとするみらいの姿」のシーンが
あったほうが
▲このみらいの姿に感情移入しやすかったのに。
「考えさせる仕掛け」をしなかったのに
「答えの発表」をしちゃったクイズみたい。
たとえば田中裕太監督だったらこういう仕事は絶対しないよな・・
・・・細かすぎですかね。
※ ※ ※
あと
▲これね。
主役はプリキュアの二人。
解決するのはそりゃプリキュアですよ。
だからっつって
先生がほぼノーリアクションてのはないでしょうよ・・・・・
驚きもしない、警戒もしない、日ごろ指導者の雰囲気を出しておきながら
生徒を守ろうともしない、思いやりの素晴らしさに気づかせようとしていた
はずの先生が生徒を気遣う様子さえ見せない。
行動が伴わない言葉に
説得力なんかありませんよね。
▲もはや完全にブルー枠。
▲かつては先生らしいところを見せてくれたリズ先生も
今回は傍観者。
リコとみらい以外のキャラクターが
「心を持った人物」ではなく、まるで操り人形のようです。
主役はプリキュア。だけど、主役を引き立てる脇役たちの描写も
決して疎かにしてはいけないところだと思います。
ちょうど最近、そんなことを改めて感じる例が
あったので、余計にそう考えてしまいます。
▲プリパラ34話。
「人間らしく描かれてきた脇役達」の存在が
世界と主役をより魅力的に引き立てています。
▲あと、これは相変わらずですが
・・・敵の主張が難癖レベルなのが残念ですね。
「あきらめたらどうですか?」
という投げかけがあったお陰で
▲リコからこの言葉を引き出すことには成功していましたが・・
・・そもそも大して追い詰めても居ない状況で
「あきらめろ」と言うのは早いと思いましたし。
゚・*:.:♪*・不満は以上です。゜゚・♯*:.。. :*・゜
※ ※ ※
゚・*:.:♪*・゜゚以下、よかったところ・♯*:.。. :*・゜
ふう・・・ごめんなさいね。(゚ω゚)
いいところはありました。
しかしその前に不満を吐き出しておかないと
わだかまりが残ってしまって素直に「良い」と言えない気がしたので
全部ゲロらせていただきました。
以下は不満を差っぴいても「良い」と思ったところです。
▲空を飛んで魔法のシューティング対決。
子供達がワクワクできそうな絵が沢山ありました。
たぶん、お子さんは私みたいな不満は覚えず
楽しくみられたのじゃないかなと思います。
この予想が当たったなら、私の不満など関係なく
今回もまた「良作」と呼ぶべきです。
この予想が当たったなら、私の不満など関係なく
今回もまた「良作」と呼ぶべきです。
みらいがもたらした変化。
みらいの人懐っこさや人柄が感じられますよね。
ただ空飛んで魔法雪合戦するだけじゃなくて
魔法使いらしい面白いアイディア。
もっと色々見たいな、とは思いましたが。
▲へへへへへ・・・・・(´∀`*)
▲「みらいは自分と離れ離れになることを大したことと思っていないのか?」
「元の世界に帰れる事の楽しみの方が優先なんだ」
と落ち込ませてからの
▲「みらいはリコの合格のために頑張ろうとしていた」
「気持ちは同じだった」
と判明しての
▲これ。
へへへへ・・・・(´∀`*)
いいじゃあないか。
背景、光の描き方が綺麗ですよね。(゚ω゚)
作画崩壊が目立った今回も、肝心なところはかなり丁寧。
・・・・・・・いい表情だなぁ・・・・
・・・・・いい表情だなぁ・・・・
はっはっはっはっ(゚ω゚)
これはいいなぁ・・・・・(´ω`*)
!?
「キュアップラパパと魔法の言葉でハチャメチャ大混乱」
が次回からようやく見られるということなのかな?
今回も良かった!落ち込んでいたリコがみらいが張り切る理由を知って途中からいつもの自分を出すところとか、今までの人物描写の丁寧さが活きてたな、と当たり前のことではありますが、この当たり前をちゃんとやれているからこその安心感が本当に今年のプリキュアにはあるな、と改めて思わされます。
返信削除初代のゲキドラーゴ最期回のマーブルスクリューなどを思わせるバンクの一部変更も良かったです。
そして新学期に合わせた新展開!ホントに今年は色々考えて作られてるなあ~!
う~ん。別にプリキュア以外が戦わないのは良いのではないでしょうか。実際やっちゃうとプリキュアが目立たなくなるし、昨年の王子みたいに自分でゼツボーグ倒せちゃうと、じゃあ最初から異世界の女子中学生巻き込むなよ、な話になりますし・・・。
プリキュア出てきたときに傍の絨毯に二人居なくなってるのに気づかない魔法学校の皆さんはギャグなのか節穴なのか悩みますね(挨拶)
返信削除盛り上がるとこはありましたが、私も引っかかる部分があって素直に盛り上がれない感じしましたね。
魔法世界というか、ここ数話の補習編というのは極端に言えば「みらいが自分の世界で魔法使う為に必要な準備」みたいな感じでしたね。リコが一人で魔法使い枠やってキャラ立たせるというでなく、プリキュアであり魔法使いという二重の秘密を共有することで互いの連帯感高めていく流れにしたいのでしょうけど、ここまでの描き方だとみらいがリコの補習助ける為だけに来ただけにしか見えず。今後の魔法世界へ行く頻度や描写次第では補習編の評価がかなり高低激しいものになりそうですね。
あと教師陣(特に校長先生)の対応への不満も書かれてましたが、私はそれ以上に校長のノープランっぷりが下手な悪役よりやばいと感じましたね。伝説扱いされるプリキュアにしてはフォロー足りてないというか、水晶の予言を伝えるという後押ししたかもしれないとはいえ、結局リコがみらいについていく選択しなかった場合どうするつもりだったんでしょうねプリキュアのことやリンクルストーンに関しては。魔法にしたって、魔法世界編で教育実習生のリズさんが一番魔法使いしてたし、謎めいたもったいぶった発言したり飲み食いして見守ってたりと、個人的に(以前も書きましたが)ブルーというより音吉ですね悪い意味で。
いやまぁ今後何かしら活躍期待しますけど、数少ない秘密知ってる人間としてもう少し頑張って欲しいですね。
で、次回からしばらくはリコがみらい側の世界に慣れるまでとか魔法使いであること隠すのに四苦八苦する話で費やしそうですかね?前作と比べてのんびりめですが大丈夫でしょうかねペース配分。
>校長のノープランっぷりが下手な悪役よりやばいと感じましたね
削除確かに(`・ω・´)
「プリキュアの味方」、にも今のところなれていないようですが・・・
・・・・・・・
ああダメだ、言わないほうがいい言葉しか出てきません(`・ω・´;)
今回に限った話じゃないんですけど
返信削除何回も敵に襲われてる割にそれについて一切触れない教師陣は前から凄く気になるんですよね。
無警戒を通り越して最早無関心といってもいいレベルで。
今回もただの逃げ惑うモブみたいになってましたし。
補習が終わったらお別れで、もう簡単には会えないかもしれない・・・って話でしたけど、「いやそんな設定にはなってなかったよね?」と思ってしまいました。
返信削除まず第1に、魔法界とナシマホウ界を行き来するのは簡単だって描写を1~2話でハッキリやっちゃっています。
魔法学校の制服を着た子が改札を通ろうが、ナシマホウ界の人間が魔法界に連れ込まれようが、駅では全くのノーチェックだったじゃないですか。
今さらジュンが「ナシマホウ界に行こうとして何度も失敗した」とかとってつけたような説明台詞を言っても、実際の劇中描写では簡単に行き来していたので説得力がありません。
「あれはリンクルストーンダイヤの力だった」というのも考えましたが、いずれにしても「みらいとリコにとっては行き来が簡単である」ことに変わりはありませんよね。
第2に、校長はこれまでずっとプリキュア頼み・プリキュア優先で動いている人間として描写されてきましたから、どう考えてもここでみらいとリコを引き離す→プリキュア変身不能という決断を下すはずはありません。
当然視聴者の共通認識は「補習が終わってもみらいとリコが離れ離れになるわけではない」だったはずなんですが・・・
少なくとも私は「もうお別れかも」という前提自体が全く納得できず、今回のみらいとリコのドラマにいまいち乗れませんでした。
補習3人組との別れも今までの仕込みが薄すぎたせいで感動には結びつかず・・・
今回のケイのエピソード(これは良かったですね。つーかみらい画が上手いな!)くらいの尺でもいいから、
「みらいと3人組が仲良くなる」話はもうちょっとしっかりやるべきだったんじゃないかと。
あ、モフルンの制服プレゼント自体はいいアイディアだと思いました。可愛いし。