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※須藤さん、先週の私のコメントについて触れて下さり、有難うございます。今週も日曜から良い刺激を頂きました。

「イノベーションのジレンマ」は巨大企業が新興企業の前に力を失う理由を説明した企業経営の理論ですが、私が最も恐ろしいと感じるのは巨大企業でも新興企業でもない企業に留まることです。

それはこの記事で言うところの「弱者」が自らを「弱者」と認識せずに「強者」のような慢心や傲慢さを持ってビジネスに臨んでしまうことから生まれるような気がします。

リンクアンドモチベーションのようなステージの企業は特にそのようなリスクがあります。業界の中で圧倒的な「強者」でもない割に、ただ自分たちを「弱者」だとも認識できずに、漫然と生きながらえることだけが目的になってしまってもおかしくありません。

結局のところ、自己定義というのは相対化の中でしかなされません。社内での評価ばかりに目をやり、他の部門や社員と達成率を競い合うことを否定はしませんが、社外の圧倒的な「強者」や挑戦的な「弱者」の存在を知り、改めて「弱者」としてどうイノベーションを起こしていくかに向き合うことが必要だと感じます。

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世界では中心から外れた隅っこにいて、一般的に見たら弱者と見える人たちが、自分たちができないことを認めた結果として生まれ、自分たちにできることを磨いていった結果、いつしか大きくなったんじゃないでしょうか。そう思うと面白いですよね。
大企業でも悶々としている人は、亜流の部署だけれども、成長や改善のポテンシャルが大きいところを探して、実績を出すのがいいと思います。大企業には、イノベーションにつながる辺境がたくさんあるはず。
下記も参照頂きたい。イノベーションは反対されるものがほとんどだろうし、そんな狙って意図されて実行された美しいものかっていうと、全然そうではないと思う。普通に考えれば「バカじゃないの」と思われるものを、知らないゆえにリスクを取れて、始まっちゃったからリスクを取り続けないといけず、そこでなんとか生存したものが結果論として美しいストーリーと合わせて語られているのが、かなり多いのではないかと思う。
https://newspicks.com/news/1385261?ref=user_100438
みんなが諦めてできないとバイアスにかかってるところほどイノベーションは起こりやすい。無知から0ベースで考えて、一般的に非常識だと思われるところからイノベーションは始まる。この辺りはすごく共感します。

それと諦めることを明確にする、これも強く共感。何でもやりたくなり、可能性も感じるけど、全部やったら戦力は当たり前に分散する。だからこそ、何が差別化になりやすく、どこに資源を集中投下すべきか、そのために何を捨てるべきなのか、を怖いけど思い切ってやりきることかと思います。捨てる、諦めることはとても怖いこと、でもこれを強い気持ちを持って判断することがマネジメントなんですよね。

本当にこの須藤さんの連載は面白くて、次の週からの活力になりますね。
《イノベーションを本当に起こしたいと望むのであれば、美しく組み上げられたロジックや読後感の素晴らしい教科書を読むよりも(もちろん読んでもいいのですが)、自らが中心を飛び出し、隅っこに身を置くことが一番の近道じゃないか、とふと思ったのです。》

地方でタックルでイノヴェイション!
この感覚はよくわかる。追い詰められた時に出てくる苦肉の作がベストなアイデアってことが何度もあったなあ。

>「リクルートの看板でいけばいいじゃないか?」
「ああ、それじゃあなんとなくですけどダメなんですよ。裸足で、全裸で行かないと」
うまい!
プラットフォームのオープン化、と名付けたのと、パートナー選定がうまいと思った。電通、CA、インテリジェンス、など。
各業種のカテゴリをうまーく分類してる。
《ビジネス》イノベーションの再現は非常に難易度が高いと思う。隅っこの方に自分を追いやって、ウンウン唸らないと出来ない。そして、既存事業がある企業も、普通に業務を回している社員も、全く成功が約束されてない世界に行きたがらない。相当の覚悟が求められる。昔、ユニクロが野菜事業スキップを立ち上げたが、社員は全員片道切符。皆、コミットはしていただろうが、成功しなかった。色々な要素が揃わないとイノベーションは起きない。
一方でチャレンジする人達が多くいないと駄目なのは事実で、そういった意味ではベンチャーキャピタリストが大金をあちこちで張っていくアメリカの文化は大事なインフラだなと思います。