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 大分県別府市で2日夜、大平山(通称・扇山)で野焼きをする「扇山火まつり」があった。夜空の下、湯煙が上がる温泉街の向こう側に、山肌を赤く染める炎が浮かび上がり、観光客らが見入っていた。

 冬の間休んでいた温泉の神々に、春の訪れを告げる祭りとされる。午後6時半ごろ火がつけられると、炎は帯状に広がって枯れ草を焼いた。当初は1日に行われる予定だったが、悪天候で延期されていた。