寝る前の5分でできる!お悩み別の本格リンパマッサージ方法まとめ
毎日忙しく働いていると、自分の身体のケアはつい後回しにしてしまいがち。疲れがたまってくると体調を崩してしまうだけでなく、女性の場合は美容面にも悪い影響を与えてしまいます。
そこで、今回は寝る前のたった5分で簡単にできるリンパマッサージを紹介します。効果が高いと評判のものを3つピックアップしましたので、今日からぜひ試してみてください。
【1】境貴子さんオススメ、ショルダーケア
【2】10年前の顔になれる?造顔マッサージ
【3】足のむくみとさようなら簡単マッサージ
【1】肩こり知らずの身体をつくる~3ステップで行うショルダーケア~
社会人が抱える、最もポピュラーな身体の悩みといっても過言ではない肩こり。肩が痛むと仕事の集中力が下がるだけでなく、症状がひどくなると頭痛やめまいを引き起こすこともあります。そのため、早めに対処してコリを解消させておくことが大切です。
ここでは美容研究家・境貴子さんがおすすめする、3ステップでできる簡単なショルダーケアをご紹介します。
1.ホットタオルで肩を温める
濡らしたタオルをラップでくるみ、電子レンジで30秒程度温めてホットタオルを作ります。
ホットタオルを折りたたんで両肩とうなじにかぶせるように乗せ、首の後ろで手を組んでタオルをはさみます。
2.リンパ節を刺激して老廃物を流す
左鎖骨のくぼみ(左鎖骨リンパ節)を5秒間優しく指で押し、同じように5秒間かけてゆっくりと離します。
これを3回繰り返してリンパの流れを良くします。左鎖骨リンパ節は全身を流れるリンパ液が最後にたどり着く場所で、老廃物や脂肪が最もたまりやすい場所だと言われています。
3.肩を優しくほぐす
首を左右交互にゆっくりと3回ずつ回した後、肩甲骨を意識しながら、肩を前後にゆっくり3回ずつ回します。
その後、机に肘をついて左右それぞれの手で肩を優しく揉みます。1と2を行うことで肩はかなり柔らかくなっているので、あまり力を入れ過ぎないようにしましょう。
【2】皮膚のたるみを引き締めて、理想の小顔をゲット~田中宥久子さんの「造顔マッサージ」~
いつまでもハリのある、若々しい肌を保ち続けたいと願う女性は多いはず。ふと鏡を見たときに、小じわやほうれい線が目立っていたらショックですよね。
そこで、実行すれば「10年前の顔」になれると評判の、ヘアメイクアップアーティスト・田中宥久子さんによる「造顔マッサージ」のやり方をご紹介します。
準備体操
巨峰ひと粒程度の量のマッサージクリームを手に取り、顔全体に塗ります。まずはリンパの流れを良くするために、両手の指3本で耳の前あたりに少し圧力をかけ、鎖骨の方にゆっくりと流していきます。
これを3回繰り返します。ポイントは、圧力をかけるときは指先ではなく指の腹全体を使って押さえること。
目の周りのくすみ、小じわを改善する
中指の腹を目尻にあて、目の下を通って眉頭の骨を軽く押します。上まぶたの上を通って目尻に戻ったら、外側の骨を押します。
そのまま首筋から鎖骨に向かって指をすべらせてリンパを流します(3回)。マッサージする際、眼球を押さえないように注意してください。
下がった口角や疲れ顔を改善する
指の腹全体を使って、顎から口角の横、鼻の下の順番で歯茎に圧力がかかるようにマッサージします(3回)。
顔のたるみを解消し、リフトアップさせる
両手の指を顎の中央に置き、口角、小鼻、目頭の順番で顔の肉全てを持ち上げるようにしてマッサージします。
このとき、指の第一関節と第二関節を使ってマッサージするのがポイントです。その後、耳の前の骨を押し、そのまま首筋から鎖骨に向かってリンパを流します(3回)。
ほうれい線を目立たなくする
右手で右側の頬を支えながら、左の手のひらで左頬の下から目頭に向かって圧力をかけます。
その後、これまでと同様に耳の前の骨を押し、首筋から鎖骨に向かってリンパを流していきます(左右各3回)。
二重あごを解消する
あごの下に親指の腹を当て、親指を耳の後ろまで引っ張りあげます(左右交互に各3回)。
額のしわ、眉間のしわを解消する
片手で額から眉間にかけて上下にゆっくりさすります。
その後、両手で額の真ん中にゆっくりと圧力をかけながら、耳の前を通って、鎖骨に向かってリンパを流していきます。
【3】足のむくみとサヨナラできる~「さすって」「押す」だけのお手軽マッサージ~
「夕方になると足がパンパンにむくんでしまう」と悩んでいる方は多いのではないでしょうか。むくみとは、医学的には浮腫(ふしゅ)と呼ばれており、皮膚の下に余分な水分が溜まっている状態のことを指します。
血流に伴う静脈やリンパ管の流れが滞ることで引き起こされ、特に立ち仕事やデスクワークなどで長時間同じ姿勢を続けている人や、運動や睡眠が不足している人は足がむくみやすい傾向にあります。
しかし、むくみを解消するためのリンパマッサージはとっても簡単。リンパの流れに沿って優しくなでるように「さすり」、リンパ管の中継点であるリンパ節を軽く「押す」だけで、症状を軽減させることができます。
ここでは、足のパーツ別のマッサージ方法をご紹介します。
足の裏、足の甲
両手で足を包み込み、親指で足の裏全体を押していきます。足の甲も同様のやり方でマッサージします。
左右それぞれ約10秒ずつ、気持ちいいと感じる程度の強さで押してください。
ふくらはぎ
足首の裏とひざ裏にある膝窩リンパ節の間を、両手で左右交互に優しくさすります。左右それぞれ15秒ずつ行ってください。
膝窩リンパ節
このリンパ節の流れが滞ると、ひざや足の痛み、ふくらはぎの疲れやむくみを感じるようになります。ひざ裏を3秒ほどかけてゆっくりと押し、ゆっくりと離します。
太ももの内側
ひざから足の付け根にある鼡径(そけい)リンパ節の間を、両手で左右交互に優しくさすります。左右それぞれ15秒ずつ行ってください。
鼡径リンパ節
このリンパ節の流れが滞るとお腹や下半身に不調があらわれやすくなります。足の付け根の外側から内側に向かって、優しくさすります。左右交互に3回ずつ行ってください。
まとめ
いかがでしたか。毎日寝る前のほんの5分間、自分の身体を労りマッサージする時間をつくるだけで、美しさも健康も手に入れやすくなります。 身体の調子がいいと気分も上向きになってくるので、仕事もプライベートも充実した時間を過ごすことができるはずです。
今回紹介したマッサージの中で、まずは続けられそうなものからでいいので日々の生活に取り入れてみてください。
(参考文献)
一人でも簡単にできる! プロ仕様の肩こり改善マッサージ
http://www.lifehacker.jp/
10歳若返る!造顔マッサージのやり方
http://bihada-mania.jp/
足のむくみを解消する簡単リンパマッサージのやり方5つのポイント
http://womens-footcare.com/