こんにちは、なちです。
昨日の記事にブックマークコメント等、反応ありがとうごさいました(*⌒▽⌒*)!
日本のアニメが海外でも人気があるのはうれしい限りです。
さてうってかわって、今日は真面目なテーマでお話しようと思います。
かずかずさんのこの記事で、今まで自分が思っていたことがとてもわかりやすくまとめられていました。
内容は記事を読んでもらえればわかりますが、思考を画一化する日本の教育システムや、間違った就活システムでは自分の好きなことをやりにくい、というお話でした。
今回は教育システムの方は一旦おいていて、就活の方の話をしようと思います。
あちこちですでに言われていることですが、日本の就活システムはおかしいです。
今までの人生をぶった切ってゼロベースで仕事探すのが日本の就活の特徴です。
間違えて大企業入っちゃったので10ヶ月で辞めました。IBM月速退職記。 - かずかずのたまご
日本では、理系で院を卒業すれば別ですが、文系の学部の生徒はたいていその学部と何ら関係のない職種・企業に就職することが圧倒的に多いです。
その今までの人生と何ら関係のない職種は、どうやって決定されるのでしょうか。
それは"自己分析"とあとは企業のブランドによるところが大きいと思います。
企業のブランドなんてものは言うまでもなく他人の価値観で決められるもので、自分で考えた結果ではありません。
就活時期になって急に焦ってみんなが始める自己分析も、今まで思考停止してなんとなく世間が良しとする方向に歩いてきて、突然できるものではないように感じます。
その結果、やりたくない仕事について、自分も会社も損をする。
でもそもそも"自分の本当にやりたい仕事"について考えることすら、日本の社会では一種のタブーになっていると思います。
タブーというと言い過ぎかもしれませんが、実際、
「自分のやりたいことと仕事は別だ」
という認識を持っている人は少なくないし、
「自分の本当にやりたいことをやろう」
と発言すると、意識高い系なんて言われて世間に叩かれるのが悲しいですが現状です。
日本で大学生活を送っている時から、なんとなくこの状況に対して違和感というか、危機感のようなものは持っていたのですが、スペインで留学生活をして、それは確信に変わりました。
スペインでは今経済危機が本当に深刻な状況で、若者の失業率はなんと50%です。ちょっと考えられない数字ですよね。
でもスペイン人たちは自分の人生が自分の物だって知っているから、必要以上に暗い雰囲気にはなっていません。
この記事でも、ヨーロッパの若者政策について触れてあります。
少し長めですが、該当箇所を引用します。
現在の日本社会では、戦後の高度経済成長下において築かれた、ライフコース(人生の基盤)が大きく変わろうとしています。90年代後期からニートやフリーターが急増し、不安定就労者が増え、所謂「いい大学に入って、いい企業に勤めて、男性は会社で出世を目指し子どもの養育費を稼ぎ、女性は家事と子育てそする」という伝統的なライフコースが崩れてきました。一方でIT革命以降、パソコン1台とネットだけで仕事ができるようになったり、日本でも「同性パートナーシップ証明書」が渋谷区で交付されるようになったり、と日本人の生き方も多様化してきました。子どもから大人になる人生の「移行期」を司る若者を対象とした公共政策のことを「若者政策」と呼びますが、ヨーロッパではこの若者政策が日本よりも数十年早く包括的に推進されてきた歴史があります。一方的に伝統的なライフコースを押し付けるのでなく、多様な彼ら・彼女ら若者の今日の生き方を認めて、一人一人が生きやすい社会を作っていくことをEUは2000年代初期に方針を定めました(上述した、Erasmus TraineeshipなどはまさにEUから直接支援されている政策の1つです)。つまり、ヨーロッパが若者にとって住みやすい理由には、その文化的背景のみならず、EU共通の目標として、また公共政策として推し進めてきた大きなバックボーンがあることも多少影響していると言えなくもないのです。
ヨーロッパが若者にとって生きやすい場所であるというのはこういう背景があるのです。そして、この3年間の欧州在住でそのような若者や、社会を観察し、自身も一若者として生活して体験したことで、そのように感じています。
自分の人生の中で、自分がどんなふうに生きていきたいかを自分の意志で考えて決める、これって当たり前のことだと思います。
でも日本の今の社会、教育制度では思考停止が促進され、みんな他人の価値観で生きている。
他人の価値観で生きることなんて楽しいわけがないから、足の引っ張り合いに終始する。ほんとに楽しく生きてるなら、他人のゴシップネタなんてどうでもいいと思います。
だから、思考停止は害悪です。
自戒の念もこめて、自分で考え続けることをやめてはいけないと思います。
なち(@nachi_loco)でした。
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