逮捕の男「ニュースで少女の保護知り電車で逃げた」

逮捕の男「ニュースで少女の保護知り電車で逃げた」
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埼玉県朝霞市で当時中学1年の女子生徒が連れ去られ、2年ぶりに保護された事件で、逮捕された23歳の男は少女が保護された日、「秋葉原に行く」と言って出かけたあと「ニュースで少女が保護されたことを知り、電車で静岡県まで逃げた」と供述していることが、警察への取材で分かりました。
この事件はおととし3月、埼玉県朝霞市で当時中学1年の女子生徒の行方が分からなくなったもので、15歳になった少女は先月27日、東京・中野区の寺内樺風容疑者(23)が住むマンションから逃げ出し、2年ぶりに保護されました。
警察によりますと、この日、寺内容疑者は「秋葉原に行く」と言ってマンションを出たあと所在が分からなくなり、翌28日の未明、静岡県伊東市の山あいでカッターで首を切って血を流した状態で見つかり、31日、未成年者誘拐の疑いで逮捕されました。
その後の調べで、静岡に向かった経緯について、寺内容疑者が「東京都内にいたときニュースで少女が保護されたことを知り、電車で静岡県まで逃げた」と供述していることが、警察への取材で分かりました。
寺内容疑者は身柄を確保されたとき、現金と運転免許証、それにレシートの裏に「大変な事件を起こしてしまった。家族に申し訳ない」などと書かれたメモを持っていたということです。
警察は逃走の詳しい状況を調べるとともに、2年間にわたって少女を監禁していたとみて実態の解明を進めています。