自民・二之湯議員 恒常的すぎる「出所不明金」のデタラメ
恒常的に不正行為が行われてきた疑いが濃厚だ。
今夏の参院選で改選期を迎える二之湯智議員(京都)の政治資金収支報告書に「出所不明金」などの虚偽記載があり、政治資金規正法違反の疑いがあるとして、「政治資金オンブズマン」共同代表の上脇博之神戸学院大教授らが、二之湯議員や会計責任者に対する告発状を京都地検に提出した。
3月30日に提出された告発状によると、二之湯議員が代表を務める「自民党京都府参議院選挙区第三支部」の2012年の収支報告書で350万円の「出所不明金」が見つかったほか、「自民党京都府大都市政策推進支部」の14年分にも150万円の「出所不明金」がある――などと指摘されている。10年の「第三支部」の収支報告でも430万円の「出所不明金」が確認されており、二之湯議員の政治団体で「恒常的なデタラメ」があったと断じているのだ。