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【舛添知事定例会見録】
「トップが二流のビジネスホテルに泊まりますか?」「恥ずかしいでしょう」
「もちろんその過程において、不合理な要求であったり、とてもではないが、説明できないような支出のあり方というのは、これは避けないといけないし、それは都議会の皆さん方もきちんと精査して、批判的に見ていただくし、また皆さん方の役割も、おかしいところはおかしいってはっきりおっしゃっていただいて、われわれやっている者が見えていないものを国民代表として横から見ていただいて、おっしゃっていただければと思います」
「ロンドンに行っていろいろお話ししましたが、ロンドン市長を含めて、皆さんがおっしゃるのは、『同じことだよ』と。『僕たちも大変で、ロンドン市と国と組織委員会的なものと毎日のように意見が合わないで、がたがたしていた』と。しかし、最後は『絶対成功させる』ということで、みんなの気持ちが一つになってここまで成功させた。また、その後のロンドンの飛躍ぶりというのは、こちらも一生懸命走っているのですが、向こうもものすごいスピードで走って、なかなか追いつけないのです。ぜひ、そういうふうにやりたいと思っていますので、今のような広い視点から議論を進めていく」
「森会長はどうしても競技施設うんぬんという話しかなさらないけれど、私はもっといろいろな面を総合的に考えて、東京のためになることに先行投資をしようという観点からやりたいと思っています。また逐一これを説明できる状況にしたいし、先ほどのスケジュール観についてもこのワーキングチームがある程度こういう方向だと出れば、トップ3人に上がってきますから、その段階でまたきちんと中間の報告をしたいと思っています」
--4月12日から訪米する。出張費の予算は。公表の予定は。
「今、まだ準備中ですのでわかりません。公表するということはもう既に言っております」
--ロンドン、パリの出張に対する批判が全く完全に消えたわけではないが、どう受けとめているか。
「条例に基づいて、知事はこういうふうにして行きなさいということでやっているだけです。それからもちろん無駄は排さないといけない。しかし、結果でもって判断しないといけないので、(質問した香港の記者に)聞きますが、香港のトップが二流のビジネスホテルに泊まりますか。恥ずかしいでしょう、そういうことであれば。ですから、少し冷静に考えていただいて、無駄なものはもちろん排します。しかし、必要なことは必要です」
「例えば記者会見をやって、皆さん方にきちんと成果をお知らせしないといけない。私が外国語できるからといって、外国語だけしゃべって済むのですか? ちゃんと日本語に通訳する必要あるでしょう。中国に行ったときだって、中国のプレスの人に中国語に訳さなければ分かりませんから、そういうことはきちんとやっているわけです」