後期高齢者の医療保険料 月額27円増の見込み

75歳以上の人が加入する後期高齢者医療制度の保険料は、今月から全国平均で月額27円増えて5659円となる見込みとなり、厚生労働省は、加入者1人当たりの医療費が伸びていることが要因だとしています。
75歳以上の人が加入する後期高齢者医療制度の保険料は、2年に1度の改定が今月行われ、厚生労働省は、制度を運営している広域連合からの報告をもとに今後2年間の保険料の見込みをまとめました。
それによりますと、1人当たりの保険料は全国平均で月額5659円で、これまでより27円、率にして0.5%増えました。これについて厚生労働省は、高齢化や医療技術の高度化によって、加入者1人当たりの医療費が伸びていることが要因だとしています。
都道府県別では、保険料が最も高いのが東京都で7958円、次いで神奈川県が7632円、愛知県が7003円などとなっています。一方、最も低いのは秋田県で2963円、次いで青森県が3197円、岩手県が3256円などとなっています。