世界2位の戦闘機、英「タイフーン」来日か 「二番目」に強いその理由
「世界No.2」を自称、その根拠は?
「タイフーン」が「世界で二番目に強い」と自称した、その根拠は何でしょうか。
まずは抜群の機動性です。滑走路上での静止状態から高度1万メートルへ上昇し、マッハ1.5に達するまでの所要時間はわずか150秒。さらに、高度9000mでのマッハ0.9からマッハ1.5までの加速所要時間はF-35の3分の2であり、マッハ1.5での旋回性能(維持旋回率)はF-35の2倍にも達します。
これは航空自衛隊に所属する全ての戦闘機を上回り、そしてBAEシステムズ社も認める「世界で一番強い」ロッキード・マーチン社のF-22「ラプター」に次ぐ能力を誇ります。
現代戦闘機にとって機動性よりさらに重要な、レーダーなど「戦闘システム」の能力も非常に優れており、特に相手へ電波妨害を仕掛ける「電子戦」についてはトップクラスの充実ぶりが特徴です。
「タイフーン」の各種電子戦装置において特に面白いものが、右主翼端に格納された「曳航式デコイ」です。これはおよそ100mの有線で繋がったデコイ(囮)を空中で放出するもので、放出されたデコイは敵の戦闘システムに侵入。実際は存在しない飛行機を敵のレーダー上へ大量に発生させ撹乱したり、電子的に「タイフーン」を真似し、接近するミサイルを引き寄せるなどの役割を担います。こうした高度なシステムは全自動で動いており、パイロットは「タイフーン」の高い機動性を発揮し、敵を攻撃することに集中できます。
また攻撃手段においても、「ミーティア」と呼ばれる新型の空対空ミサイルを搭載。「ミーティア」はF-35やF-22で使用されるAIM-120C「アムラーム」の最大5倍ともいわれるノーエスケープゾーン、すなわちほぼ命中を見込める射程を持ち、200km先の敵機を攻撃できるともされます。さらに短射程ミサイル「アスラーム」は、敵機とすれ違いざまに射撃しても背後に回りこんで命中する、という高い誘導性能を持ちます。
イギリスとはかって、日英同盟を結んでいた友好国ですね。
日露戦争時、バルチック艦隊のウラジオストクへの航海に常にプレッシャーを与え続けて、日本海海戦の勝利の一役を担っています。
世界で最初に日本との対等な友好国関係を築いた尊敬すべき国ですね。