「食卓物価」が10%上昇

先月野菜・魚介類価格急騰
物価上昇率1%台に

 生鮮食品の先月の価格が前年同月比で10%近く上がった。こうした「食卓物価」の上昇で、今年1月に0%に下がった消費者物価上昇率は2カ月連続で1%台となった。

 統計庁が1日発表した「3月消費者物価動向」によると、野菜・果物・魚介類など51品目からなる生鮮食品指数は前年同月比で9.7%上昇した。2013年1月に10.5%上がって以来、3年1カ月ぶりの上昇幅の大きさだ。特にタマネギ(99.1%)、ハクサイ(86.5%)、ネギ(49.8%)、ニンニク(47.1%)、ダイコン(35.9%)など野菜類の価格が大幅に上がっている。3月は例年、秋や冬に生産された保存野菜を食べる期間なので農産物価格がほかの月に比べ高い上、今年は1月末の大雪や寒波で春野菜の作況が特に悪かったためと見られる。

 体感物価に大きく影響する「伝貰(チョンセ、高額の保証金を家主に預け、家主がそれを運用して得る利益を家賃収入に充てる代わりに家賃負担が不要な賃貸方式の保証金)」価格も前年同月比で4.0%上昇した。伝貰価格は、昨年10月から6カ月連続で4%台の上昇率となっている。市内バス料金(9.6%)、電車料金(15.2%)、下水道料(21.1%)といった公共サービス価格も大幅に上昇した。

 このように「食卓物価」が大幅に上昇したことから、先月の消費者物価指数は前年同月比で1.0%アップした。

ヤン・モドゥム記者
<記事、写真、画像の無断転載を禁じます。 Copyright (c) The Chosun Ilbo & Chosunonline.com>
関連ニュース