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2011年12月21日
アライドテレシスホールディングス株式会社
京都研究所を開設
アライドテレシスホールディングス株式会社(本社 東京都品川区、代表取締役会長:大嶋章禎)は、世界23カ国、38社からなる当社グループの研究・開発の中核拠点として、2012年3月に京都市左京区に「京都研究所」を開設いたします。
京都研究所開設の目的
当社は1987年の創業以来、ICT分野のグローバルネットワーク企業として、ネットワーク機器と、それらを駆使した各種ソリューションの研究・開発、および提供を手掛けてきました。
創業満25周年を迎える2012年3月9日に、グローバルに展開するアライドテレシスグループの研究・開発の中核拠点として、「京都研究所」を開設いたします。
当研究所では、デジタル社会基盤を支える先進的なICTの基礎・応用研究に広く取り組み、世界各国で研究・開発された技術を統合し、市場に最適なシステム、ソリューションの研究・開発を行います。
研究テーマについて
本研究所では、世界の先進国、発展途上国のいずれにおいても最重要課題となっている『統合的なヘルスケア・システムの提供』を当面の目標に据えます。 メディカル・ヘルスケアの分野において、地域住民が『いつでも、どこでも、安心・安全で質の高い医療・福祉』を受けられる環境実現のため、ネットワークスペシャリストとしての経験を生かし、ネットワークの観点より医療サービスの構築、質の向上を目指して研究・開発に取り組んで参ります。
医療分野における課題と情報化
医療分野における課題としては、医療費の増加、医師の不足(地方都市、へき地)、専門医の不足、地域連携(救急医療含む)、在宅生活の医療(健康・介護)との連携、などがあげられます。
これらの課題に対し、アライドテレシスグループは以下の課題解決を目指します。
(1) 医療機関内
  各医療機関内のネットワークを統合し、生産性・管理性・機密性を向上させる。
  「止まらない」「安全」「安心」のネットワークにより、安定したサービスの提供を支援する。
  MRI検査データや手術映像など大容量データの転送、アーカイビングのシステムを構築する。
  検温などベッドサイドデータの収集、管理するシステムを構築する。
(2) 医療機関連携
  地域内の医療機関内をマネージメントされたシステムで接続する。
  遠隔診断、医療を支えるシステムを構築する。
(3) 医療機関外
  家庭での健康チェック・在宅医療、介護・老後施設などでの健康・医療サービスのシステムを構築する。
産学連携による先進のICT研究・開発
京都研究所では、産学の連携を密に、先進のICTテクノロジーの研究・開発を行います。
研究所開設に先立ち、国立大学法人 京都大学大学院 情報学研究科、ならびに、財団法人 京都高度技術研究所、当社の3者間において、新産業の創出、地域社会の振興及び大学教育・研究の活性化を図り、もって地域社会の発展を図ることを趣旨とした「3者間の連携・協力に関する協定書」を、2011年12月1日付で締結いたしました。
また、当社は本研究所設立を機に京都商工会議所に入会し、地元企業との密接な関係作りをスタートしております。
技術、人材の交流および世界への発信
京都研究所は、当社グループがグローバルに展開する研究・開発拠点の中核拠点として、また産学連携による先進的なICT分野への取り組みを通じて、地域内での起業機会の創出や、ITによる地域企業へ情報基盤の構築支援を図ります。
また、全世界から研究・開発者およびお客様やパートナーを招き、国際人材交流・人材育成のMICE※1拠点として、京都の地から世界をリードするICTの情報発信を目指してまいります。
※1 MICE:Meeting(企業等のミーティング等)、Incentive(企業研修等)、Convention(国際団体の総会等)、Event/Exhibition(展示会、見本市等)の4つのトラベルビジネスを表す造語
アライドテレシスホールディングス株式会社
アライドテレシスグループは、1987年に日本で創業して以来、ネットワーク機器(スイッチングハブ、ルーター、メディアコンバーター、無線LANほか) およびソリューション(ネットワーク提案・コンサルティングから、設計・構築、サポートまで)の企画・開発から製造・販売を行う企業グループとして、世界23カ国に38社を展開しています。
アライドテレシスホールディングス株式会社は、これらグループ各社の戦略決定および管理・統括機能に特化した純粋持株会社です。
日本国内では31ヶ所に活動拠点を置き、地域密着型のソリューション提案・サポート体制を構築しています。また、スイッチングハブのトップシェアを誇るネットワーク機器のリーディングカンパニーとして、企業、自治体、医療、文教といったマーケットに広く普及するとともに、社会インフラとして信頼性の高い情報通信ネットワークの構築を担っています。
出典:IDC Japan, 2011年6月「国内ネットワーク機器市場 2010年の分析と2011年〜2015年の予測:東日本大震災による影響を考慮」(J11010103 )レイヤー4-7スイッチは除く。
京都研究所について
  名称 アライドテレシスホールディングス株式会社 京都研究所
  住所 京都府京都市左京区岡崎法勝寺町52番地2
  開所日 2012年3月9日
  所長 大嶋章禎
  研究内容 デジタル社会基盤を支える先進的なICTの基礎・応用研究に広く取り組む
「統合的なヘルスケア・システムの提供」を当面の研究目標に据える


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