歯が痛いときはすぐ歯医者に行くべきなのですが、夜中に痛み始めたとか、仕事が忙しいとか、お気に入りの歯医者の予約が詰まっている。といった様々な要因によって、歯医者に行けない場合があります。そんなとき、奥歯の痛みであれば腕にあるツボで楽になる場合があります。
どことなく「生チョコケーキとかアイスクリームがあるのに、歯が痛くて食べれない」っていう顔してますね。
「合谷」「外関(がいかん)」「手三里(てさんり)」「曲池(きょくち)」
これらのツボを思いっきり強く押すと、奥歯のあたりが軽くなるような感じしませんか?
このツボは、歯の周りや側頭部へつながる経絡上にあるので、強く押すと歯の周りに溜まった邪気が押したツボから抜けてゆくのです。
余談ですが、邪気とか中二病っぽいところも東洋医学の魅力のひとつです。
顔はツボにこだわらず効果があるところを押す
もちろん腕だけでなく、痛い歯の周辺を押すことでも楽になります。
顔の場合は「どこのツボが良い」みたいな特定の場所ではなく「あちこち押しまくって楽になる部分を見つける」という方法をとります。もちろん歯から離れている、こめかみ周辺から耳の近くも歯の痛みをとってくれます。
歯の治療中に押すのも効果的
私にとって歯医者に通うのは恐怖でしかなく、歯医者選びにはこだわってきました。
そんな素晴らしい歯医者ですが、それでも治療中の恐怖はぬぐえません。
歯を削られている最中、突然シミるような痛みが走るときもありますが、「手三里」というツボに指を置いておけば、「痛い!」と思った瞬間に押すことができます。
もちろん、治療中に痛くなることなんて滅多にない名医にかかっているのですが、歯科医師と衛生士さんも人間である以上、多少のミスは覚悟しておかねばなりません。
そういう万が一の場合に備えた保険という役割でも、手三里のツボに親指をセットして歯の治療を受けておくと、安心感が違います。