日々、何気なく暮らしていて感じるのはさ。自分はあまりグルメではないみたいなんだよ。食べることができるだけで丸儲けじゃないけどね。
飢えずに食べることができるだけ良い方だと思う時があるんだ。そんな自分は1ヶ月温めなくても食べることのできるレトルトのカレーをお昼に食べ続けたことがあるんだよ。
もうね、何の修行をしてたんですか? のツッコミはなしでお願いします。昼食代を浮かす為にさ。100円ショップで購入したたっぱにごはんだけ入れてね。
箱買いした温めずにおいしく食べられる、常備用カレーを持ち歩いていたんだよ。お昼になったら冷たくなったご飯にカレーをかけて食べていたんだ。
冷たくてもカレーはカレーなんだなと思いながら食べていたっけ。最初の1週間はカレーを食べ続けても特に問題はなかったんだけどね。
2週間ぐらい経つと、正直、またカレーかよと思うようになったんだ。主に自分がお昼を食べることにしている椅子の目の前がね。料理教室というのもあってさ。
毎回、キャッハウフフと何やら美味しそうな料理をそこに通う女性たちが作っているんだよ。それを眺めながら冷たいご飯に冷たいカレーを食べていたんだ。
もうね、カレーを食べ続けて3週間経った時にはね。これ? 1ヶ月続けたらどうなるんだろうか? なんて思い始めたんだよ。
別に記録に挑戦したいとか、ギネスブックに挑戦したいとかはなかったんだけどさ。1ヶ月カレーを食べ続けたらどんな気持ちになるんだろうって思ったんだ。
そして、1ヶ月、くる日もくる日もお昼にカレーを食べ続けた自分はね。心の中で叫んでいたよ。もう、カレー無理だわ。食べる無理。
はっきり言って毎日のようにカレー食べるインド人凄いわ。自分はとてもじゃないけど無理、無理。もうカレー見るのも無理となったんだよ。
ただ、こういう逆飯テロ行為を乗り越えて今があるからさ。多少同じものが毎日食卓にだされてもね。涼しい顔をしながらパクりと食べることができる自信はある。
例え同じものがだされようとも大丈夫な耐性がついているような気がするんだ。だって自分は1ヶ月、カレーを食べ続けたのだから……。
カレーとは関係ないんだけどさ。スーパーサイズ・ミーという映画があってね。マクドナルドのファストフードだけを食べ続けたらどうなるかというドキュメンタリー作品があるんだよ。
最終的には主人公の健康状態がおかしくなってしまったみたい。食べ物にもよると思うけどさ。バランスよく食事するのがいいんでしょうね。