wasabi - アイデア発想術,コミュニケーション,仕事術 09:00 PM
『トイ・ストーリー』『ファインディング・ニモ』...ピクサーが良いアイデアを生み出し続けられる理由
Inc.:太陽は必ず昇る──。それと同じくらい、アメリカの映像制作会社ピクサー・アニメーション・スタジオは毎回良いものを出すことで定評があります。
毎朝東の空から太陽が昇ってくるように、ピクサーは『ファインディング・ニモ』『トイ・ストーリー』『カーズ』などのヒット作を毎年生み出し続けているのです。でも、どうやってこれだけ多くの素晴らしいアイデアを出し続けられているのでしょうか?
ピクサーの社長であるエドウィン・キャットマル氏はそれに対する答えを1冊の本に丸々書きましたが、もしざっくりした内容を知りたいなら起業家のElle Kaplan氏がMedium上で投稿した記事がおすすめです。以下引用します。
ピクサーが過去20年間で安定的にクリエイティブな成功を成し遂げていますが、きっとこの成功を自分のビジネスに反映したいと思う人は多いでしょう。私もその1人です。
こう綴ったあと、彼女はピクサーがアイデアを生み出すために採用している重要な5つの掟をまとめています。今回はその中から3つご紹介します。
1. 「ブレーントラスト」を取り入れる
言うまでもなく、1人で考えるより2人、2人より3人で考えるほうが良いアイデアは生まれやすいです。
ピクサーが「ブレーントラスト」という多様でオープンなマインドを持ったグループで討論し一緒にプロジェクトの問題解決をするという方法で影響力を持ったのは紛れもない事実です。
Kaplan氏はビジネスリーダーたちがピクサーの手法をどのように活用できるか、こう説明しています。
あらゆるところからインスピレーションを得ましょう。もっともあり得なさそうな人から一番良い刺激をもらえたりするものです。
そのためには、議論の場には誰でも歓迎し、継続的に参加者同士の信用を築き上げることが大切です。Kaplan氏はこう指摘します。
議論の場では誰もが率直でオープンなフィードバックができるという信頼関係がなければ、ブレーントラストは上手くいきません。
2.「アグリー・ベイビー」を受け入れる
最初は新しくて革新的なアイデアを生み出すのは難しいものです。ピクサーでは初期段階のぱっとしないアイデアのことを「アグリー・ベイビー(醜い赤ちゃん)」と呼びますが、このことを一緒に働いているチーム全員が共通して理解していれば批評することも、批判を受けることにも感情的にならなくて済みます。そしてこれはどちらかといえば、可能性を秘めたプロジェクトが初期段階の衝突で潰れないために重要なのです。
Kaplan氏はこう言います。
あなたが思いついたアイデアでも同僚の誰かが思いついたアイデアでもいいですが、アイデアが出たら最初はそれがぱっとしなくても見過ごさないようにするべきです。出てきたすべてのアイデアを受け入れましょう。それが成長するまで議論を繰り返す必要があるかもしれませんが、結局のところその作業は、目標を達成するために必要なクリエイティブな作業なのです。
3. 積極的にシェアする
良いアイデアを出すためにグループで議論を重ねていくとき重要なのは、参加者全員に議論に必要な情報をきちんとシェアすることです。これはピクサーがもっとも大切にしていることで、Kaplan氏はピクサーのことを「自分たちのアイデアをアニメの悪役のように隠れ家に閉じ込めたりしない会社だ」と評しています。
ピクサーは、彼らの気づきや研究をすべてオンラインで公開してもいるのです。
パイを争うのならば、自分の情報を高いレベルの透明性にさらすことに抵抗してはいけません。
Kaplan氏はこうアドバイスしています。
自分のクリエイティビティを他人にさらすのは勇気がいることです。でも、自分が考えたことをシェアしないことには他人からもクリエイティブな刺激はもらえないのです。
ピクサーのやり方に習って、良いアイデアを出す習慣を心がけてみてはいかがでしょうか?
How Pixar Comes Up With So Many Good Ideas | Inc.
Jessica Stillman(訳:wasabi)
Photo by N Azlin Sha/Shutterstock.
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