東映アニメーションの90年代を語る上で外すことができないのは「おジャ魔女どれみ」と「デジモンアドベンチャー」という2タイトル。どちらも1999年に開始し、同じプロデューサーによって企画が立ち上げられているという共通点があります。
「どれみ」と「デジモン」の生みの親、関弘美プロデューサーにインタビューしてきました。
「どれみ」と「デジモン」を同時にプロデュース。ほとんど寝ていなくても「幸せ」
──『GIRLS』『BOYS』を読んでみて、改めて「東映アニメーションの作品に人生を作られている……!」と思いました。特に「どれみ」と「デジモン」は、今の20代半ばの世代に絶大な影響を与えている。そんな作品を同時に担当していくということは、どれだけ大変なことでしたか?
関 ほぼ寝てませんでしたね。普段なら週休二日の会社ですが、あの頃は朝から晩までの完全オフのお休みは一カ月に一日くらいしかありませんでした。真剣に労災対策として手帳に睡眠時間を書いていたんですが、毎日の平均睡眠時間は3時間くらい。それも、タクシーの中での移動時間を全部睡眠にあててようやくそんな感じでした。…