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まず初めに言っておくと、自分は八木仁平氏の事は「まだ」嫌いではない。個人的にも、学生など若い人は批判したいとは思わないし、リスクを取って挑戦する日本の若者は応援したい気持ちの方が強い。
少し前の【新卒フリーランス】早稲田を卒業したのでキャンピングカー生活始めます - やぎろぐという記事も批判は多かったが、個人的には肯定的に見ていた。
ただ、彼の営利活動や先日の記事に対する批判からのツイートなど、少々「気になる事」が貯まってきたのでここで一度まとめて記事にしたいと思った。
彼も今までは学生という壁に守られていたが、4月からは「無差別級の総合格闘技戦」である社会に立ち、社会人として営利活動を行っていくだろう。
この記事を読む人の中にも「若いのにイジメたら可哀想」といった感情を持つ人もいるだろうが、もうそういった若さの壁に甘えてはいけない時期に来ていると思う。
稼ぐお金の大きさは責任の大きさでもある。ネットは公共の場であり、表現の自由が認められている一方で反論の自由も認められている。
八木氏やその周辺の人達にもこの点は理解した上で読み進めてもらいたい。
やぎろぐにおける収入内訳(外部から見た予想)
上記記事についたはてなブックマークコメントを見てみると、ブログから収入100万円以上を稼いでいる事を疑問に思っている人が多い。果たして、どれぐらいの額を稼いでいるのか?外部から解析サイトやツールを使って予想してみたいと思う。
ブログ単体における収入予想
アフィリエイト 20-50万円
Google AdSense 10-15万円
note 5-10万円
計 35-75万円
運営サロンからの売上
35-40万円
合計 70-115万円
よって、ブログと運営サロンからの収入を合わせれば100万円を超えていてもおかしくはないかと思う。
初めに述べておくと、彼が収入構造を公開しているnoteは購入していない。また、Google AdSenseは彼の申告しているPVを元に計算している。従って、アクセス報告が間違っていればAdSenseの報酬額は変わってくる。
下記で分析結果を詳しく述べていこう。
アフィリエイト
やぎろぐの主な収入源は出会い系アフィリエイトで、その他に物販やアプリ、サービス紹介のアフィリエイト報酬がある。特に出会い系アフィリエイトへの報酬依存度は高い。多くのトラフィックを獲得している下記記事で紹介されているからである。
43歳のおっさんのナンパに2時間付き合ったら友情が芽生えた話 - やぎろぐ
大学生3人が相席屋でワンチャン狙ってウェイウェイしてきた話|相席屋を120%楽しむコツを3つ紹介するよ - やぎろぐ
上記2つの記事は「ナンパ」、「相席屋」の2つのキーワードで上位表示されている。それぞれ、単一キーワードでGoogle5位、3位を獲得している(2016年4月2日現在)。特に、ナンパはいわゆるビッグワードであり、Google AdWordsで見てみると、月間7万回以上も検索されている。
彼のブログが「ナンパ」単一と「ナンパ ◯◯」複合のキーワードから獲得しているトラフィックは、GoogleとYahoo!等の検索エンジンを合わせて、10万PVを越えていてもおかしくはないかと思う。
これらキーワード流入からもたらされる膨大なトラフィックにより、出会い系サイトへの登録による報酬はブログ収入の多くを占めていると考えられる。ちなみに、出会い系サイトはpairsをA8netを介して紹介しており、報酬は1件あたり
新規男性有料会員3021円、新規女性年齢確認1703円
となっている。
ただ、月間登録者数は記事とアフィリエイトの相性からいってそこまで高くはないと思われる。1ヶ月30~100件程度だろう。出会い系サイト紹介料による収入は10~20万円程度と予想する。
他にも、物販やアプリ、サービスなどの紹介によるアフィリエイト収入で報酬を上げているが、これ以上の詳細を語るのは今回は止めておこうと思う。
Google AdSense
80万PV程度あれば、20-30万円ぐらいまで高める事は出来るが、彼のサイトはGoogleからいわゆるアダルト認定を受けている。恐らく、出会い系アフィリエイトの影響が大きい。
また、上記で紹介した記事では、Google AdSenseの規約違反となるためGoogle AdSenseが表示されていない。
主にこれら2つの理由からGoogle AdSenseの収入は10-15万円と予想する。
note
noteは経験上初月ほど儲からないので徐々に売上としては下降していくのが普通だ。
ただ、彼のnoteはそれなりに高額なので(2480円)、売上額としては現在も10万円弱(1ヶ月40冊)はあげていてもおかしくはない。
このnoteの売上については予想も難しいので、アフィリエイトやGoogle AdSenseよりも大きく外れている可能性がある。
サロン
サロンは表面上のデータからの予想になる。現在130人程度が彼のサロンに入っており、月額は
学生会員
料金:月額 2,700円
社会人会員
料金:月額 4,320円
となっている。
1人あたり3500円と考えて
3500✕130=45.5万円
2割が手数料として取られるとの事なので
月36.4万円の収入だ。
サロン運営は何人かで行っているようなので、彼らにも運営費の一部を渡している可能性は高いだろう。ちなみに、サロン生の数は無料で紹介できる制度もあるようなので、実際にはもっと少ないかもしれない。
「やぎろぐ」の収益構造における「危険性」
やぎろぐのトラフィックや収入構造を見てみると、「ナンパ」や「相席屋」の記事をはじめ、全体の数%に偏っている事がわかった。このようにアクセスや収入が偏っている事自体は珍しい事ではない。実際、多くのアフィリエイトサイト、ブログも数%の記事でサイトの半分以上の収入をあげていたりする。
ただ、彼の検索上位表示されている記事はバズで外部評価を付ける事により、順位が上がっているわけではないという弱点がある。
こうした重要な記事は順位が上昇すれば、内外部で「サポート」する体制を整えるのが普通だ。そうでなければ、彼のブログをヒントに、ライバルが同じキーワードで、上に持ってくる記事を書き上げてくるだろう。アフィリエイター同士の競争ならば良くある話だ。
内部リンクはサポートに役立つ事が多い。イケハヤ氏に教わったのか、全ての記事から「人気記事」や「おすすめ記事セレクション」という形でこうしたブログにリンクが張られている。
アクセスを流し、収益をあげる事が目的なら否定はしないが、検索上位表示維持するためのリンクとしては最適ではない。
このまま対策を取らなければ、収入を支える記事の多くで、検索順位は下落していくだろう。多少の下落なら良いが、万が一、「ナンパ」等重要なキーワードでGoogleの検索エンジンにおける2ページ目以降に飛ばされれば収入は大きく減少するはずだ。
収入が減った時も果たして収入報告は行うだろうか?よりサロンからの収入に依存するような流れになるのではないだろうか?
また、ブロガーの多くは上位表示を実現させることだけに目が行きがちで、検索上位表示を「維持」する方法にあまり関心がない。ただ、SEO対策無しにこうした上位表示だけを望むブロガーが増えればより炎上商法に頼る人達だけになってしまうだろう。
炎上商法によって外部評価を付ける行為はSEO対策よりも効果は高い。
売上の多くをサロンや価値以上の有料コンテンツにするための営業活動と炎上商法。
某ブロガーの顔が浮かんだのは自分だけではないはずだ。
八木仁平へ
今までは学生という殻に守られていて、本格的な批判を受けたことも無いかと思う。受けたとしても、回りにいる優しい大人達に守られて来ただろう。ただ、これからはこういった批判もどんどん出て来る事を覚悟して欲しい。
他人の意見に対する反応は大きく分けて3つある。
— 八木仁平 (@yagijimpei) 2016年3月31日
批判的、肯定的、もしくは無関心。
批判的な視点を持っている人は世の中に溢れていて、とっくに供給過多だ。
逆に肯定的な視点で背中を押してあげられる人は足りていない。そこら中で求められてる。
超ブルーオーシャンだと思うな。
供給過多というなら、批判されないような活動をするしか無いし、批判する事を制限すれば、喜ぶのは権力者だけである。ブログの世界ではあなたも立派な権力者だ。いつまでも「可哀想な自分」をアピールし、同情を誘うような発言が人々の心を捉えるとは思わない方が良いだろう。
営利活動に100%の健全性を求める事は出来ない。有料サロンやコンテンツはもちろん、アフィリエイトで稼ぐ上でも批判は覚悟しなければならない。アフィリエイトという言葉だけで嫌悪感を示す人も未だいるぐらいだ。
また、ブログ月収100万円をこえて分かったこと - やぎろぐで集まった批判に対して
お金に過剰反応して持ってる人を叩くから、誰お金の話を公にしなくなって、情報がお金持ち同士の閉鎖的な場所でしか交換されなくなるんだよ
— 八木仁平 (@yagijimpei) 2016年4月2日
こうして格差は広がっていく……
ぼくもこれから閉じこもりまーす!みなさんお元気で!
と述べているが、この発言には正直がっかりした。
確かに、お金だけに反応し、叩いている人はいるだろう。しかし、コメントの多くはお金を全面に出してサロンや有料コンテンツを販売するゲスいやり方に対してのものである。
敢えて批判者を一括りにして、自分を正当化し、フォロワーや信者たちへの同情を誘う行為に出ている。これは八木氏も認識しているはずだが、まさに信者に向けて広報を行うイケダハヤトと同じ目的を持ってなされたツイートと同質である。
話は少しずれるが、こういった若手を叩くような記事を書くと、必ず外国のことを全く知らないような人達から「日本人は挑戦する若者を潰したがる」といった批判が出て来る。ハッキリ言うと、外国の方がこうした若手潰しは強烈である。日本よりも差別が少ないなんて主張する人もいるが、差別もより激しい。ネット上に限らない直接的な攻撃を加えてくる人も多い。日本人は比較的優しい方である。
ではなぜ大きな批判を受けた若手がなぜ外国では再び起き上がれるかといえば、批判する人も多いが、応援してくれる人も多く、決定的に違うのは叩かれた本人が打たれ強いからである。歌手や政治家も日本のように叩かれてもすぐに辞めたり謝ったりせず、日本より好き勝手にやっている印象だ。
批判されるのが嫌なのであれば、イケハヤと同じように、お金を強調してサロンや有料コンテンツを販売するといったゲスい方向には進まない方が良いだろう。
価値の無い商品を高い値段で売れば批判は多くなるのは当然である。そのことは頭に入れておくべきで、もし本当に価値のある情報を提供して収入を増やしたいなら、もう少し勉強してからの方が良い。
まだまだ若いし、周りにはかばってくれる大人もたくさんいるかと思うが、最初でも述べた通り、あなたはもう立派な社会人である。
批判するなというならば、批判されないような価値のあるサービスを提供するか、批判されないようなビジネスにシフトチェンジして行くべきだ。
ダークサイドに落ちて、なりふり構わず金を稼ぐイケハヤのようなゲス度100%の人間にはならないでほしいと思う。
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