G7外相 広島の平和公園そろって訪問へ

G7外相 広島の平和公園そろって訪問へ
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岸田外務大臣は、今月、広島市で開かれるG7=主要7か国の外相会合の際に、核保有国のアメリカ、イギリス、フランスをはじめ各国の外相が、そろって広島市の平和公園を訪れ、原爆慰霊碑に献花するとともに、原爆資料館を訪問することを明らかにしました。
G7の外相会合は、今月10日から2日間の日程で広島市で開かれ、核保有国のアメリカ、イギリス、フランスの外相が、初めて、被爆地を訪問します。
これについて、岸田外務大臣は広島市で記者団に対し、「世界の指導者に、被爆地を訪問して被爆の実相に触れてもらうことは、『核兵器のない世界』を目指す国際的な機運を盛り上げるうえで、大変、重要なことだ」と述べました。
そのうえで、岸田大臣は、外相会合の2日目の今月11日に、各国の外相がそろって広島市の平和公園を訪れ、原爆慰霊碑に献花するとともに、原爆資料館を訪問することを明らかにしました。
第2次世界大戦で広島に原爆を投下したアメリカの現職の国務長官が、被爆地の慰霊の行事に出席するのは、初めてのことになります。
また、岸田大臣は、「今回の外相会合は、被爆地で初めて開催されるので、核兵器国と非核兵器国がともに参加するG7として、核軍縮や核不拡散に関する明確なメッセージを打ち出すことが大切だ」と述べ、外相会合の共同声明とは別に、核軍縮への今後の取り組みの在り方などをまとめた「広島宣言」という文書を発表する方針を明らかにしました。

「被爆者の生の声 聞いてほしい」

G7外相会合の際に、各国外相が広島市の平和公園を訪れ、原爆慰霊碑に献花するとともに原爆資料館を訪問することについて、3歳のときに広島市で被爆し、日本被団協=日本原水爆被害者団体協議会で全国理事を務める箕牧智之さん(74)は「主要7か国の外相がそろって原爆資料館などを訪問すると聞き、とてもうれしい。資料館で被爆者の遺品や写真などを見ることで、71年前の原爆の実相に触れ、『核兵器があるから世界は安全だ』という考えを改める機会にしてほしい」と述べました。
そのうえで、「忙しい日程を割いて資料館などの訪問を調整したのだと思うが、各国の外相にはぜひ被爆者にも会い、生の声を聞いてもらう機会ができたらいいと思う」と述べました。