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【サッカー】

日本協会の岡田副会長が就任会見、上から目線でなく“お客様”目線で

2016年4月2日 紙面から

 日本サッカー協会の副会長に就任した岡田武史元日本代表監督(59)が1日、東京都文京区のJFAハウスを初めて訪れ、記者会見。現在はFC今治の社長でもあり、協会本部に対し、経営者経験で培った「お客さま目線」の提言をしていくことを強調した。

 岡田副会長は「サッカー協会があって、どうもサッカーをやらしてやっているというイメージ。そうじゃなく、多くのサッカーを愛する人がいて、初めてサッカー協会がある」とトップダウンの構図に苦言を呈した。自身も経営者の立場になって「情けないですが、59歳になって初めて気づいた」と話した。

 「正直、代表監督やっている時にお客さまに心からありがとう、と思ったことなかったです。(批判の声もあり)『このやろう』と思ってやっていました」と告白。FC今治で社長の立場になって、ホーム開幕戦に1000人以上の観客が集まった時に「初めて心からありがとう」と感激したという。

 上から目線の廃止−。元プロ野球選手の古田さんから「『今ごろ、何言っているんですか』とぼろかすに言われた」とも明かした。W杯に指揮官として2回出場した実績を持つ。しかし、新副会長は「代表監督とかサッカーに携わってきて気がつかなかった(お客さまの)視点。そういうものを意見として言っていきたい」と所信表明した。 

  (占部哲也)

 

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