蹴球探訪
フロンターレと陸前高田市
築かれた新たな絆
(3月16日)
【プロ野球】DeNA、完封負け寸前から9回サヨナラ勝ち2016年4月2日 紙面から
◇DeNA2−1阪神DeNAが今季初のサヨナラ勝ち。0−1の9回に筒香の2戦連発となるソロで追い付くと、2死一、二塁から代打の下園が決勝打。阪神は打線が1点止まりで、最後は完封を狙った能見が打たれ、代わった歳内も踏ん張れなかった。 これが球界を代表するスラッガーの底力だ。DeNAは4番・筒香の一発がサヨナラ勝ちを呼び込んだ。9回、先頭で打席に入った主砲は、左中間へ3号ソロ。同点に追い付くと、2死一、二塁から代打の下園のサヨナラ打で試合を決めた。 能見の前に8回を終えてわずか3安打。筒香もそれまで3打席凡退していた。だが、先発の井納も8イニングを1失点で踏ん張っていた。筒香は「井納さんが頑張って投げていたので、絶対に打ちたいと思った」と言う。初球、高めの直球を強振すると、打球は雨の降る横浜の空にアーチを描いた。盛り上がる球場の熱気に後押しされるように1死から山下幸が中前打、2死から桑原が四球を選び、代わった歳内から代打の下園が左へサヨナラ打を放った。 筒香は打球を強くたたいた同点弾に「反対方向へ大きいのが打てるのはいいこと。何年も前からやっていることが実を結んでいる」と納得の表情。進化を証明する一発でもあった。主将も務める24歳。「勝つことに意味がある」とうなずく。前日(3月31日)の巨人戦でも一時同点となる3ランを放った男の存在感が際立っている。 PR情報
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