諏訪大社 7年に1度の「御柱祭」 始まる

諏訪大社 7年に1度の「御柱祭」 始まる
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御柱と呼ばれる大木に氏子たちがまたがって急な斜面を滑り降りる長野県の諏訪大社の御柱祭が始まり、2日は御柱を山から引き出す「山出し」が行われています。
数えで7年に1度開かれる御柱祭は2日から始まりました。
このうち御柱を山から里に引き出す「山出し」が朝から行われていて、「綱置場」と呼ばれる御柱の出発点には朝早くから各地区の氏子たちが次々と集まりました。このうち最も太く、いちばん最初に引き出される御柱・「本宮一之柱」の前では、地区の氏子たちが出発前から木遣りと呼ばれる掛け声を上げました。
そして祭りの安全などを祈る神事が行われたあと、御柱は氏子たちに引かれて諏訪大社を目指して出発しました。氏子たちは長さ17メートル、幹の周りが3メートル余りの巨大な御柱を「ヨイサ、ヨイサ」と掛け声を上げながら力を合わせて引いていきます。沿道には地元の人や観光客が詰めかけ、勇壮な氏子たちの姿を写真に収めたり声をかけたりしていました。
御柱祭は、3日からは氏子たちが御柱にまたがって急な斜面を一気に滑り降りる「木落し」や、雪どけ水もまだ冷たい川を渡る「川越し」が行われます。