かおるです。
今回はS14のシングルレートにおいて使った構築の紹介記事となります。
S14を振り返ると、序盤においてはトノサクラを使い、その後ガルクレセサザンの並びで瞬間1位をとることが出来ましたが、中終盤においては1900~2000をうろうろしていて、対戦回数はこなしたものの、思うようにレートが伸びず大変でしたが、最終日前日に目標としていたレート2100を達成できた思い出深いシーズンとなりました。
では、以下構築記事に入ります。
今回使ったパーティがこちらになります。
【構築コンセプト】
シーズン終盤においては、以前に結果を出せたこちらのパーティ
第32回シングル厨のつどい第三位構築(トノグドラ+ガルーラ) - 雨音を聴きながら
を少し改良して、ファイアロー@ラムをファイアロー@珠や@ハチマキにして運用していたのですが、今シーズンはクレセドランを使ったパーティを使ってる方が非常に多くいるように感じたため(特に2000前後から)、クレセドランを裏選出でも対処できるような枠を考えた結果、メガゲンガーがうまく入ってきて、最終的にこのパーティに落ち着きました。
ゲンガーはガルガブゲン・ゲンガバレルという構築もあるように非常に裏選出との相性が良く多くのパーティに対応できる組み合わせであるように思った一方、バシャーモやファイアローの通りが非常に良くなってしまっているため、結論と言うにはまだまだ至らないなと思っているところでもあります。
雨パという面においても、雨パにメガ枠がパーティに2匹というのも割とスタンダードで、相手に合わせてガルーラ・ゲンガー・雨・裏を使い分けるこの構築は選出の幅が広く使いやすいように感じました。
個人的には、トノグドラガルガブバレルの組み合わせの信頼は非常に高く、その並びにアローに続いてゲンガーという可能性を見つけられたのは収穫でした。
【パーティ各個体紹介】
ニョロトノ@脱出ボタン
性格:ずぶとい
特性:あめふらし
実数値:197(252)-x-132(196)-111(4)-127(52)-91(4)
技:ねっとう・アンコール・ほろびのうた・まもる
いつもの子。
これ以上に使いやすいニョロトノを開発することが出来るのか。
シンプルで完成されている個体のように思います。
(個人的に大好きな一言挨拶を使わせていただきました)
キングドラ@こだわりメガネ
性格:ひかえめ
特性:すいすい
実数値:171(164)-x-116(4)-161(252)-116(4)-116(84)
技:ハイドロポンプ・なみのり・りゅうせいぐん・りゅうのはどう
いつもの子。
非常に信頼感のおけるいわゆるチャッグドラ。
(誰もそんな呼び方はしていないがここまでHCベースが流行ったのはチャックさんの功績なので尊敬の意を込めて勝手にそう呼ばせてもらうことにしました)
ボルトロスを呼ぶパーティなので、D方面の耐久も大事にしたいということで、こちらの個体を使うことに。
ようき最速・ABガルーラ・いじASのようなガルーラが多かっただろうためか、雨ドロポンでほぼガルーラは突破できていたように感じました。(当てれば)
そこで必要なハイドロポンプを当てるための詠唱
(漆黒の水の流れよ…ハイドロポンプだ…プシャー)
の起源を主張します。(誰も使わない)
ガルーラ@メガ石
性格:いじっぱり
特性:きもったま→おやこあい
実数値:191(84)-180(148)-152(252)-x-101(4)-123(20) ※メガシンカ後の数値
技:ねこだまし・ひみつのちから・れいとうパンチ・ふいうち
いわゆるABガルーラ。
数値についてはABガルーラの調整を考えていたときにこちらの記事を読ませていただきそのまま使わせていただきました。(無断転載です、問題があればお伝えください)
S12終盤使用構築 ガチ耐久振りガルマンダ [最高・最終2119] - 海パン野郎の独り言
武装色の覇気を使っているのかまじで固い。固すぎる。
メガミミロップのひざを耐えた時(乱数耐え)は衝撃で自分の膝を机にぶつけて僕の膝が割れそうになりました。(冗談です)
主として初手で対面するハチマキガブリアスと、自分のパーティに非常に通りが良いメガボーマンダをなんとかするためにB方面に厚くする必要がありました。
加えて技構成においても主として上記の2体に強く出れるれいとうパンチを採用しました。
ひみつのちからの麻痺とれいとうパンチの氷率は本当にばかにできなくて、それによって救われた試合も多数存在しました。「まあ凍りますよね、よくあることです」
一方でこの技構成では有効打がない相手も多いのでガルーラの技構成と努力値についてはパーティー単位で考えなければいけないなと改めて感じた次第であります。
性格:いじっぱり
特性:さめはだ
実数値:183-200(252)-116(4)-x-105-154(252)
安心と信頼のタスキいじっぱりガブリアス。
「安心してください、タスキですよ」
以前にこの子の記事を上げた後も、相当ネタにされましたが、二回結果を残せたことで可能性は証明できたはずではないでしょうか。
皆さん、良く考えてみてください。
ようきガブリアスを使っていて、相手にミリ耐えされたことありませんか?
火力が少し足りないなぁと思うことありませんか?
そんな皆さんのお悩みにお答えするのがこのいじっぱりガブリアスです。
という流れが強くて、非常に頼りになります。
前回はようき推奨と書きましたが、訂正します。
いじっぱり推奨です。
(ごめんなさい調子に乗りました)
相手のガブリアスだけでなく、リザードンやメガサーナイトなど、普段気にしなくて良いSラインを気にしなければいけなくなる現象が発生するため用法要領には十分お気を付けください。
ゲンガー@メガ石
性格:おくびょう
特性:ふゆう→かげふみ
実数値:143(60)-x-103(20)-212(172)-116(4)-200(252) ※メガシンカ後
技:たたりめ・きあいだま・さいみんじゅつ・みがわり
今回新しくパーティに加わった子。
さいみんじゅつを採用したことにより、相手を眠らせる雨パということで構築名Sleep Rainの一角を担っています。
いじっぱりガブリアスやHCキングドラを使っていることで、相手のガブリアス(ようきスカーフを含む)が若干重くなっているため、この調整にしました。
たたりめの火力が下がったことにより、状態異常のたたりめで落とせないことがよくあるのでCSに振り切っても良いかもしれないです。
技構成については、裏選出でクレセドランを見ることが求められているため、ゴースト技・きあいだまは確定。
モロバレルのほうしとの相性が良いことから、ゴースト技にたたりめを選択し、同じ理由からみがわりも入って、裏の特殊エース枠での採用のため、1:1を取る役割ではなく可能な限り相手を多く倒す必要があることからさいみんじゅつを採用。
基本的には、後述のモロバレルでほうしを決めた後にゲンガーに引き、みがわりを貼って相手を落としていくプレイングになります。
さいみんじゅつという技は非常に強い技ですが、思考停止で初手ゲンガー初手さいみんのようなプレイングで勝ち続けられるほどこのゲームは甘くないので、ラスト1:1や1:2の状況を作って当てれば勝ちというところまで持っていく必要があるように感じました。(可能な限りさいみんを撃たないように立ち回ってどうしようもない時だけ撃ってワンチャンスをつかみにいくのがおそらく最適解です)
きあいだま、さいみんじゅつという命中不安を二つ抱えている子なので、対戦中は祈るしかない場面が多く非常に精神的にきつかったですが、やはり強い子だと思います。
性格:ずぶとい
特性:さいせいりょく
実数値:221(252)-x-134(252)-105-101(4)-50
技:ギガドレイン・イカサマ・めざめるパワー(炎)・キノコのほうし
雨のゴツメ枠として非常に信頼してるキノコ。
Sleep Rainの名前を背負う2匹目の子。
ただし対戦中における自覚のなさは異常。
痺れて動けない確率は他の子の三倍くらいはあります。
パーティ単位で炎技打点がなく、ナットレイが重めなので、めざめるパワー炎を採用したものの、高レート帯ではナットレイの数自体がそこまで多くなく、正直微妙でした。
あって助かった対戦も多いものの、この技構成ではジャローダの処理が辛かったので、クリアスモッグやヘドロばくだんなどから選択になるかと思います。
こうごうせいの採用も考えたものの、このパーティの動き的には、後攻ほうしから、ゲンガーやガブリアスに引いて有利に展開していく感じだったので、居座りメインになるこうごうせいはないかなと思いました。
ガルーラ・ガブリアス・ゲンガーのどのポケモンと組んでもシナジーがあるので、非常に使いやすかったです。
相手のポケモンの平均就寝時間を良く下調べして、その時間に眠そうなポケモンにほうしを入れることで2ターン以上眠らせることが可能になります。
このポケモンを使う以上は「最速起きは考慮しない」勇気を持つことも大切です。
【総括】
選出率は体感ですが雨の場合は、ガルトノグドラ>ガブトノクドラ>ゲンガートノグドラ
裏選出の場合は、ガルガブバレル=ゲンガーガブバレル>ガルガブゲン>ガルゲンバレル
といった感じでした。
ほとんどのパーティに太字の選出のどれかで対処出来ていたように感じます。
雨選出、裏選出共に命中不安があるパーティですが、レートという対戦回数をこなしていける環境では、対戦試行回数と立ち回り次第で命中不安をある程度カバーすることが可能なのでこの結果を残すことが出来ましたが、対戦オフ会などの1戦1戦負けてはいけない環境でこのパーティを使うのは非常に勇気がいることと思いますので、あまりおすすめは出来ません。
今シーズン通して、雨パの数自体は減ったように思いましたが、まだまだ第一線で使っていけるだけの構築だとは思いましたので今後も(なるべくは)雨パを使って対戦を続けていきたいと思います。
個人的に(おそらく)今シーズンの雨パ(ニョロトノ入り)最高レートを取ることが出来たのと、最終100位以内をとることができたのは本当にうれしかったです。
この記事を見て雨パに興味を持ってくれる方が出てくれると嬉しいです。
ここまで読んでいただきありがとうございました。
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