自動車売上1位は不況時によく売れる「ポーター」

失業→自営業者増加で
2位は値引き「スパーク」

自動車売上1位は不況時によく売れる「ポーター」

 3月の自動車売上台数1位は1トン・トラックの「ポーター」=写真=、同2位は軽自動車の「スパーク」だった。この2車種には不況時によく売れるという共通点がある。

 現代自動車は1日、「先月の国内市場ではポーターの売上台数が1万214台を記録、1987年の発売以来、最多の売上実績を達成した」と発表した。ポーターは全車種において売上1位だった。今年に入って月間売上台数が1万台を突破した車種もポーターが初めてだ。

 ポーターは景気低迷期によく売れる車だ。不況で失業者が大数発生すると自営業者が増え、それに伴ってトラックの需要も増加するからだ。ポーターは昨年9万9743台売れ、年間最多売上台数記録を更新したが、今年は史上初の10万台突破も予想されている。

 韓国GMのスパークは先月の売上台数が9175台で、国内売上ランキングでポーターに次いで2位になった。乗用車部門では伝統的に強い現代自動車「アバンテ」を抑え売上1位に立った。

 スパークは昨年8月に発売されてからしばらくの間、ライバル車種の起亜自動車「モーニング」に売上台数で勝てなかった。しかし、今年2月から販売価格が100万ウォン(約9万7000円)値引きとなり、売上台数が急増している。

キム・ギホン記者
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